【二字熟語】
所用
【読み方】
しょよう
【意味】
①用いること。用いるもの。
②用向き。用事。
③入用。
【語源・由来】
「所」は「…するところの。…するもの。動作・作用の内容を示す。」
「用」は「しなければならない仕事。」
【類義語】
用事、用件、用向き
【対義語】
些事、つまらない事
所用(しょよう)の使い方
健太くん遅刻よ。
ごめんね。所用があって遅れてしまったよ。
私を待たせてまでしなければならない用事なの。
弟を保育園まで迎えに行っていたんだよ。大事でしょう?
所用(しょよう)の例文
- 所用があって欠席する。
- 健太は今所用で外出しています。
- 急な所用で席を外します。
- いったん戻って所用を済ませてきます。
- 所用があって先生に電話しました。
「所用」と「諸用」「所要」「私用」の違いは?
「所用」に似た語に「諸用」「所要」「私用」があります。
「諸用」はさまざまの人用なもの。また、いろいろな用事。
「所要」はある物事をするために、それを必要とすること。また、必要とするもの。(例:所要の経費。所要時間。)
「私用」は
①個人的な用事。(例:私用で出かける。)
②私ごとに使用すること。(例:私用禁止)
【四語の違い】
「所用」・・・用事全般。
「諸用」・・・複数の用があること。
「所要」・・・物事をするために必要なもの。
「私用」・・・個人的な用事。
「所用」と「私用」の違い
「所用」と「私用」は似ていますが、「所用」は幅広い用事を意味するのに対し、「私用」は個人的な用事という意味で、「所用」の中に「私用」が含まれているというニュアンスで捉えることができます。
「所用」と「諸用」の違い
「所用」と「諸用」は読み方も意味も似ていますが、「所用」は数を問わないのに対し、「諸用」は複数の用事という意味です。
ビジネスの場面では複数の用にも「所用」が度々用いられます。「所用」と「諸用」はほぼ同じ意味として用いられることも多いです。
「所用」と「所要」の違い
「所要」は「所用」と読み方が同じですが、所要時間や所要の経費のように、ある物事のために必要なものをいうので意味が異なります。