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「宿願」の意味と使い方や例文!「悲願」「念願」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
宿願

【読み方】
しゅくがん

【意味】
①前世で立てた誓願。
②年来の願い。宿望。

【語源・由来】
「宿」は「かねてからの。」

【類義語】
宿望

宿願(しゅくがん)の使い方

ともこ
健太くんのお兄さんを最近テレビで見かけないわね。
健太
それが、宿願だった主演ドラマが決まったんだよ。
ともこ
本当に?ローカル限定のドラマ?
健太
失礼な。全国放送のドラマだよ。絶対話題になるから見てね。

宿願(しゅくがん)の例文

  1. 五年がかりの宿願がようやく達成された。
  2. 皇帝になりたいという宿願はかなわなかった。
  3. 病気のために宿願が達せられなかった。
  4. 宿願だった本を出版した。
  5. 父子三代の宿願を果たす。

「宿願」と「悲願」や「念願」の違いは?

宿願」に似ている言葉に「悲願」や「念願」があります。

「宿願」と「悲願」の違い

悲願」は
①仏・菩薩がその大慈悲心から発する誓願。阿弥陀仏の四十八願、薬師如来の十二願などの類。
②悲壮な願い。ぜひとも達成しようと心から念じている願望。(例:悲願を達成する。)

という意味です。

宿願」と「悲願」は「長い間一心に願っていること。」という意味は同じです。違いは「悲願」が悲壮」という意味を含んでいる点です。

「宿願」と「念願」の違い

念願」はおもいねがうこと。心にかけてねがうこと。

という意味です。

宿願」「念願」ともに、長い間一心に願っていることをいいます。違いは、「宿願」は「切望していた願い」をいう語で「念願」よりも叶えたいというい気持ちが強い点が異なります。