姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「衆多」の意味と使い方や例文!「沢山」「大勢」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
衆多

【読み方】
しゅうた

【意味】
数の多いこと。多数。あまた。

【語源・由来】
「衆」は「多くの人々。」

【類義語】
数多、沢山

【対義語】
寡少

衆多(しゅうた)の使い方

健太
衆多の有名人が、この学校から巣立っていったんだって。
ともこ
私たちは、その有名人の後輩にあたるのね。
健太
有名な先輩たちのあとに続きたいよね。
ともこ
悪いことをして有名にならないでね。

衆多(しゅうた)の例文

  1. 「それな」という同意を示すことばを使う人が衆多ある。
  2. 無量大数とは、衆多の数のことをいう。
  3. 東京の人口は、他と比べて衆多です。
  4. ともこちゃんのクラスには、衆多の美人がいる。
  5. 王のミイラとともに、衆多の奴隷が埋められた。

「衆多」と「沢山」「大勢」の違いは?

衆多」に似ている語に「沢山(たくさん)」「大勢(おおぜい)」があります。

「衆多」と「沢山」の違いは?

沢山」は
①数量の多いこと。また、そのさま。多数。副詞的にも用いる。
②数量が十分であること。十分で、それ以上はいらないこと。また、そのさま。
③(名詞に付き、多く「…だくさん」の形で)それが十分であったり、十分すぎたりするさま。

という意味です。

衆多」も「沢山」も、数が多いことをいいます。

しかし「沢山」は、「もう沢山だ」のような、それ以上はいらないという意味や「子沢山」のような、十分すぎるという意味がある点が「衆多」と違います。

「衆多」と「大勢」の違いは?

大勢」は、「多くの人。多人数。副詞的にも用いる。」という意味です。

衆多」も「大勢」も多いことをいいます。

しかし、「衆多」が、幅広く使われるのに対して、「大勢」は、人の数に対してだけ使われる点が違います。