【二字熟語】
修復
「修覆」とも書く。
【読み方】
しゅうふく
【意味】
①建造物などの、傷んだ箇所を直して、もとのようにすること。しゅふく。
②破綻をきたした関係を元通りに戻すこと。
【語源・由来】
「修」は「手を加えてなおす。」
「復」は「かえす。もどす。もとにもどる。」
【類義語】
復改、修繕、復旧
【対義語】
破壊、損壊、損傷
修復(しゅうふく)の使い方
地震で壊れた石垣を修復するんだって。
へえ。元に戻せるのかしらね。
当時の技術で修復することはできないけど、重機を使った最新技術で修復することができるんじゃないかな。
形あるものいつかは壊れるっていうからね。修復して残していくしかないわね。
修復(しゅうふく)の例文
- 平和のために隣国との関係を修復する。
- 社会の一員であることを意識して個々の人間が、行為の責任を引き受けられるように成長する修復的司法を基本方針とする。
- 文化財の修復には熟練の技術が必要です。
- 壁画にカビが生えてしまったので修復が必要です。
- 破損したファイルを修復する作業を行う。
「修復」と「修理」「修繕」「補修」の違いは?
「修復」に似ている語に「修理(しゅうり)」「修繕(しゅうぜん)」「補修(ほしゅう)」があります。
「修復」と「修理」の違いは?
「修理」は、「壊れたり傷んだりした部分に手を加えて、再び使用できるようにすること。修繕。」という意味です。
「修復」も「修理」も、正常でない状態を正常な状態に戻すことをいいます。
しかし「修復」は、破損したところを作り直して元の形に戻すことをいいます。
対して「修理」は、壊れた箇所を直すことをいい、「修復」のような元の形に戻すという意味はありません。
また、「修復」は、「関係の修復」のように、抽象的な事柄についていう点も違います。
「修復」と「修繕」の違いは?
「修繕」は、「壊れたり悪くなったりしたところを繕い直すこと。修理。」という意味です。
「修復」も「修繕」も、正常でない状態を正常な状態に戻すことをいいます。
しかし「修繕」は、「修復」よりも、比較的簡単で部分的なことに使われます。
また「修復」は、「関係の修復」のように、抽象的な事柄についていう点が違います。
「修復」と「補修」の違いは?
「補修」は、壊れたり、傷んだりした部分をつくろうことをいいます。
「補修」は、壊れた箇所を補って直すことをいい、「修復」のような、元の形に戻すという意味はありません。