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「新興」の意味と使い方や例文!「振興」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
新興

【読み方】
しんこう

【意味】
既存のものに対して、別の勢力が新しくおこること。また、新しくおこすこと。

【語源・由来】
「新」は「あたらしい。あらた。」
「興」は「勢いが盛んになる。おこる。おこす。」

【類義語】
新規、新参、新鋭

【対義語】
既成

新興(しんこう)の使い方

健太
新興宗教の人気が高まっているね。
ともこ
社会が不安定になると、新興宗教への人気が高まるわよね。
健太
みんな何かにすがっていないと生きていくことができないんだね。
ともこ
大昔の人間も、救世主の出現を願ってキリスト教が生まれたのよね。人間の根本は紀元前から何にも変わっていないわね。

新興(しんこう)の例文

  1. 19世紀アメリカの自由主義の支持層は、王権や教会といった古い因習に縛られず、自由で気楽に生きていたい工場や農の場経営者などの新興階級がその中心でした。
  2. 新興感染症の特効薬が見つからないまま、三年の月日が過ぎようとしています。
  3. 戦前の日本の教育運動の一つに新興教育運動があります。
  4. 井伏鱒二らが参加し、新興芸術派倶楽部が結成されました。
  5. 新興市場での売上高は急速に増加しています。

「新興」と「振興」の違いは?

新興」と同じ読み方の語に「振興」があります。

振興」は、「学術・産業などを盛んにすること。また、学術・産業などが、盛んになること。」という意味です。

対して「新興」は、新しい勢力がおこり台頭することをいうので、同じ読み方ですが意味が違います。