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「真髄」の意味と使い方や例文!「神髄」「心髄」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
真髄

「神髄」とも書く。

【読み方】
しんずい

【意味】
そのものの本質。その道の奥義。

【語源・由来】
「真」は「うそのないこと。本当。まこと。」
「髄」は「物事の中心。奥深いだいじなところ。」

【類義語】
極意、奥義

真髄(しんずい)の使い方

健太
うーん。うーん。
ともこ
うんうんうなってどうしたの?
健太
空手の真髄が掴めそうで掴めないんだ。
ともこ
そういう時こそ、うなっているよりも練習した方が真髄を掴めるんじゃないかしら。

真髄(しんずい)の例文

  1. ようやく、師の教えの真髄をつかみ得たような気がしました。
  2. 初代中村鴈治郎は、明治末期、関西歌舞伎の真髄といえる存在だった。
  3. この作品の真髄について大いに語る。
  4. 生きている間に仏教の真髄に到達することができるだろうか。
  5. 最後まで死力を尽くす姿に、スポーツの真髄を見せられた気がした。

「真髄」と「神髄」「心髄」の違いは?

真髄」は「神髄」とも書きます。また、同じ読み方の語に「心髄」があります。

「真髄」と「神髄」の違いは?

神髄」は「精神」と「骨髄」から成る語で、心と体を意味します。

どちらも人間を構成するうえで大事なものであることから、「そのものの本質。その道の奥義。」という意味になりました。

真髄」と「神髄」は同じ意味です。

「真髄」と「心髄」の違いは?

心髄」は、
①中心にある髄。
②物事の中心となる最も大事なところ。中枢。
③心の中。心底。

という意味です。

真髄」も「心髄」も、物事の中心となる最も大事なところという意味があります。

しかし「心髄」には、「心の中。心底。」という意味がある点が「真髄」と違います。