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「方策」の意味と使い方や例文!「施策」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
方策

【読み方】
ほうさく

【意味】
①はかりごと。計略。また、手段。方法。
②文書。記録。

【語源・由来】
「方」は木の板、「策」は竹簡。中国で古代、紙の代わりに用いたところから。

【類義語】
策、対策、施策、手、企て

【対義語】
実行

方策(ほうさく)の使い方

健太
この町は治安が良いね。
ともこ
犯罪を防止する方策を講じたからね。
健太
どんな方策を打ち出したの?
ともこ
社会的なモラルを向上させて、防犯カメラを増やしたのよ。

方策(ほうさく)の例文

  1. 監督は、人事刷新を図って巻き返しを狙う方策を選択しました。
  2. 社員の雇用を継続するための方策について承認を求めました。
  3. 様々な方策でこの路線の利用客減少をつなぎとめようと試みてきた。
  4. 交通死亡事故が増えているため、交通事故防止の方策を立てる。
  5. 今すぐ目標達成のための方策を講じるよう命令が下された。

「方策」と「施策」の違いは?

方策」に似ている語に「施策(しさく)」があります。

施策」は、「政治家、行政機関などが、計画を実地に行なうこと。また、その計画。」という意味です。

方策」も「施索」も、事を行うために考える手段という意味で使われます。

しかし「方策」は、主に国などの行政機関が、いろいろ考え、実行できるように計画することを表します。

対して「施策」は、政治家や行政機関などが実際に行う計画を表す言葉です。