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「率直」の意味と使い方や例文!「素直」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
率直

【読み方】
そっちょく

【意味】
ありのままで隠すところがないこと。また、そのさま。

【語源・由来】
「率」は「ありのまま。自然の。すなお。」
「直」は「正しい。心がすなお。」

【類義語】
有体、ありのまま

【対義語】
婉曲、回りくどい、濁す、迂遠

率直(そっちょく)の使い方

健太
どうやって告白すればいいのかな。
ともこ
率直に自分の気持ちを伝えたら?
健太
好きだって率直に言えばいいのかな。
ともこ
回りくどい言い方をしても振られる時は振られるからね。

率直(そっちょく)の例文

  1. 気にはなっていたが、いままで誰一人として彼に率直に聞いた人はいなかった。
  2. 事実を率直に話してくれたことに感謝の意を示した。
  3. 率直に申しますと、あなたがご存知のことをお聞かせ願いたい。
  4. その頃の彼女は、健太くんの率直な言葉を聞くことができなかった。
  5. どう考えているのかを含めて率直に話さなければ、幅広く株主の支持を得るのは難しい。

「率直」と「素直」の違いは?

率直」に似ている語に「素直(すなお)」があります。

素直」とは、
①ありのままで、飾り気のないさま。素朴。
②性質・態度などが、穏やかでひねくれていないさま。従順。
③物の形などが、まっすぐで、ねじ曲がっていないさま。
④技芸などにくせのないさま。
⑤物事が支障なく、すんなり進行するさま。

という意味です。

率直」も「素直」も、ありのままという意味があります。

しかし「率直」は、「率直な意見」のように、意図的にストレートな物言いをすることをいいます。

対して「素直」は、場や空気を読まず、無自覚にストレートな物言いをすることをいいます。