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「糟糠」の意味と使い方や例文!「糟糠の妻」とはどんな妻?(類義語)

【二字熟語】
糟糠

【読み方】
そうこう

【意味】
①酒かすと米ぬか。転じて、粗末な食べ物。
②値打ちのないもの。つまらないもの。

【語源・由来】
酒かすと米ぬかの意。

【類義語】
(糟糠の妻の類義語)「苦楽を共にする」「酸いも甘いも」

糟糠(そうこう)の使い方

健太
ヒット曲がでると、糟糠の妻と別れて再婚するミュージシャンが多いよね。
ともこ
多いわよね。
健太
何でかな。
ともこ
スターになったことで浮かれてしまうのかもね。

糟糠(そうこう)の例文

  1. 糟糠の妻と死別して、毎日がむなしい。
  2. 不景気のあおりで、毎日糟糠です。
  3. 健康のために糟糠汁を飲む。
  4. 饑えたる者は糟糠を甘んず。
  5. 清盛は、平家の糟糠、武家の塵芥。

「糟糠の妻」とはどんな妻?

糟糠」は、「糟糠の妻」という使い方をされることが多いです。

糟糠の妻」とは貧しいときから苦楽を共にしてきた妻のことをいいます。

糟糠の妻は堂より下ろさず(糟糠の妻を追い出すことはしない)」もよく使われる表現です。

『後漢書』宋弘にある、中国後漢の光武帝は、人格者の宋弘に姉を娶わせようとしたが、宋弘は、貧乏だった時の友人を忘れたり、苦労をともにした妻を離縁することはできませんと断ったという故事からです。