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「相当」の意味と使い方や例文!「相等」「相応」「同等」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
相当

【読み方】
そうとう

【意味】
①価値や働きなどが、その物事とほぼ等しいこと。それに対応すること。
②程度がその物事にふさわしいこと。また、そのさま。
③かなりの程度であること。また、そのさま。
④物事の程度が普通よりはなはだしいさま。かなり。

【語源・由来】
「相」は「たがいに。」
「当」は「あてはまる。道理にかなう。」

【類義語】
適合、該当、適応、即応、順応

【対義語】
不相応

相当(そうとう)の使い方

健太
ゴミ箱に封筒が捨ててあったよ。
ともこ
お金が入っていたりして。
健太
三万円相当の商品券が入っていたよ。
ともこ
現金じゃないけど、なかなかいいものが入っていたわね。

相当(そうとう)の例文

  1. それ相当の御礼をする。
  2. 国賓相当の待遇を受けた。
  3. それは死に相当する罪です。
  4. 相当ひどい怪我だったそうです。
  5. 健太くんは相当な自信家だ。

「相当」と「相等」「相応」「同等」との違いは?

相当」に似ている語に「相等(そうとう)」「相応(そうおう)」「同等(どうとう)」があります。

「相当」と「相等」の違いは?

相等」は、「互いに等しいこと。また、同値であること。」という意味です。

相当」は、「価値や働きなどが、その物事とほぼ等しいこと。物事の程度が普通よりはなはだしいこと。」をいいます。

対して「相等」は、お互いが完全に等しいことをいうので、同じ読み方ですが意味が違います。

「相当」と「相応」の違いは?

相応」は、
①つりあいがとれていること。ふさわしいこと。また、そのさま。
②仏語。心と、心の働きとが互いに結びついていること。また、心と対象世界との結合、因と果との結合、身・口・意の三業 (さんごう) の結合などにもいう。

という意味です。

相当」は、「価値や働きなどが、その物事とほぼ等しいこと。物事の程度が普通よりはなはだしいこと。」をいいます。

相応」は、物事が身分、能力、性質などに適切に対応していることをいうので意味が違います。

「相当」と「同等」の違いは?

同等」は、
①程度・等級などが同じであること。また、そのさま。
②同値 (どうち) 。論理学で、二つの命題p、qにおいて、一方が真であれば他方も真、一方が偽であれば他方も偽という関係が成り立つとき、pとqは同値であるという。また、「pならばq」と「qならばp」が同時に成り立つとき、pとqは同値であるという。等値。等価。同等。

という意味です。

相当」は、「価値や働きなどが、その物事とほぼ等しいこと。物事の程度が普通よりはなはだしいこと。」をいいます。

同等」は、「立場や程度が同じであること。腕前や技量が同じであること。」をいうので意味が違います。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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