【二字熟語】
相当
【読み方】
そうとう
【意味】
①価値や働きなどが、その物事とほぼ等しいこと。それに対応すること。
②程度がその物事にふさわしいこと。また、そのさま。
③かなりの程度であること。また、そのさま。
④物事の程度が普通よりはなはだしいさま。かなり。
【語源・由来】
「相」は「たがいに。」
「当」は「あてはまる。道理にかなう。」
【類義語】
適合、該当、適応、即応、順応
【対義語】
不相応
相当(そうとう)の使い方
相当(そうとう)の例文
- それ相当の御礼をする。
- 国賓相当の待遇を受けた。
- それは死に相当する罪です。
- 相当ひどい怪我だったそうです。
- 健太くんは相当な自信家だ。
「相当」と「相等」「相応」「同等」との違いは?
「相当」に似ている語に「相等(そうとう)」「相応(そうおう)」「同等(どうとう)」があります。
「相当」と「相等」の違いは?
「相等」は、「互いに等しいこと。また、同値であること。」という意味です。
「相当」は、「価値や働きなどが、その物事とほぼ等しいこと。物事の程度が普通よりはなはだしいこと。」をいいます。
対して「相等」は、お互いが完全に等しいことをいうので、同じ読み方ですが意味が違います。
「相当」と「相応」の違いは?
「相応」は、
①つりあいがとれていること。ふさわしいこと。また、そのさま。
②仏語。心と、心の働きとが互いに結びついていること。また、心と対象世界との結合、因と果との結合、身・口・意の三業 (さんごう) の結合などにもいう。
という意味です。
「相当」は、「価値や働きなどが、その物事とほぼ等しいこと。物事の程度が普通よりはなはだしいこと。」をいいます。
「相応」は、物事が身分、能力、性質などに適切に対応していることをいうので意味が違います。
「相当」と「同等」の違いは?
「同等」は、
①程度・等級などが同じであること。また、そのさま。
②同値 (どうち) 。論理学で、二つの命題p、qにおいて、一方が真であれば他方も真、一方が偽であれば他方も偽という関係が成り立つとき、pとqは同値であるという。また、「pならばq」と「qならばp」が同時に成り立つとき、pとqは同値であるという。等値。等価。同等。
という意味です。
「相当」は、「価値や働きなどが、その物事とほぼ等しいこと。物事の程度が普通よりはなはだしいこと。」をいいます。
「同等」は、「立場や程度が同じであること。腕前や技量が同じであること。」をいうので意味が違います。