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「趨勢」の意味と使い方や例文!「趨勢を占める」とは?(類義語)

【二字熟語】
趨勢

【読み方】
すうせい

【意味】
ある方向へと動く勢い。社会などの全体の流れ。

【語源・由来】
「趨」は「ある方向におもむく。」
「勢」は「物事の成り行き・様子。」

【類義語】
形勢

趨勢(すうせい)の使い方

健太
最近、親離れできない子供が増えているんだってね。
ともこ
世界の趨勢らしいわよ。
健太
日本だけじゃないんだね。
ともこ
親と一緒ん住んでいると、口うるさいけど金銭的に楽だもんね。

趨勢(すうせい)の例文

  1. 時代の趨勢に逆らうより従った方が楽だ。
  2. 近頃のクラフトビールの趨勢は、瓶ではなく缶です。
  3. 車は、時代の趨勢に合わせてバージョンアップされている。
  4. その勝利は、戦争の趨勢を変えるほどではなかった。
  5. ともこちゃんが味方につくかどうかが、今後の趨勢に大きく関わる。

「趨勢を占める」とは?

趨勢」を用いた表現の一つに「趨勢を占める」があります。

趨勢を占める」の「占める」とは、全体の中である割合をもつという意味です。

趨勢を占める」とは、とても勢いがある、多数派であるという意味です。

【例文】

  1. 世論調査では、戦争反対派が趨勢を占める
  2. 感染症蔓延で、観光業界の未来はないという意見が趨勢を占める