姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「適切」の意味と使い方や例文!「適正」「適当」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
適切

【読み方】
てきせつ

【意味】
よく適合していること。ぴったりあてはまること。

【語源・由来】
「適」は「かなう。ふさわしい。あてはまる。」
「切」は「ぴったりあう。」

【類義語】
適当、適宜

【対義語】
不適切

適切(てきせつ)の使い方

健太
今年はインフルエンザが流行しなかったね。
ともこ
適切な対応をすれば感染を防ぐことができるってわけね。
健太
今まで、予防のために消毒もマスクもすることなんてなかったなあ。
ともこ
何事にも適切な対応は大事よね。

適切(てきせつ)の例文

  1. ともこちゃんの指摘は適切なものでした。
  2. 適切な言葉が思い浮かばない。
  3. ともこちゃんの適当な処置のおかげで助かった。
  4. 適切な予防策を講じる。
  5. 適切な人材を選ぶ。

「適切」と「適正」や「適当」の違いは?

適切」に似た語に「適正」や「適当」があります。

適正」はよくあてはまって正しいこと。(例:適正な評価。適正価格。)

適当」は
①ある状態や目的などに、ほどよくあてはまること。(例:適当な人物。適当な広さ。)
②その場に合わせて要領よくやること。いい加減。(適当にあしらう。)

【三語の違い】

適切」「適正」「適当」の違いは許容範囲です。

適当適切適正という順になります。

ほどよくという意味の「適当」が一番許容範囲が広く、ぴったりという意味の「適切」が続きます。

そして「適正」は、何らかの基準との比較で正しいかどうかの判断がなされるので、使える範囲はさらに狭いです。