【二字熟語】
稚気
「穉気」とも書く。
【読み方】
ちき
【意味】
子供のような気分。子供っぽいようす。
【語源・由来】
「稚」は「年が若い。成熟していない。」
「気」は「何か特有のようす。」
【類義語】
幼稚、無邪気
稚気(ちき)の使い方
ともこちゃん。こういうアイディアはどうかな。
どことなく稚気があっていいわね。健太くんらしいわ。
子供っぽいかな。
褒めているのよ。他の人には思いつくことができないと思うわ。
稚気(ちき)の例文
- 健太くんは、たった一人の跡継ぎだというのに、なかなか稚気が抜けない。
- 稚気満々たる頭脳しかない政府に任せておけない。
- 稚気を脱却し、振る舞いに落ち着きが見えてきた。
- 青年の声や態度の中に、あまりに稚気満々たる誇負を見たからである。(中島敦、李陵・山月記)
- 二人の間には次のような稚気溢れる逸話があります。
「稚気愛すべし」とは?
「稚気」は、「稚気愛すべし(ちきあいすべし)」という表現で使われることがあります。
「稚気愛すべし」とは、子供っぽいようすを愛おしく思うべきだ、子供っぽいところが愛おしいという意味です。
【例文】
- バイロンは極めて稚気愛すべき名誉心を持つた男で、ある時人が彼をルッソーに比較した。(坂口安吾、牧野さんの死)
- 彼女は、絵を描かせると、なかなか稚気愛すべきものを描きます。
- 健太くんは、剛毅闊達で稚気愛すべき好青年だ。