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「稚気」の意味と使い方や例文!「稚気愛すべし」とは?(類義語)

【二字熟語】
稚気

「穉気」とも書く。

【読み方】
ちき

【意味】
子供のような気分。子供っぽいようす。

【語源・由来】
「稚」は「年が若い。成熟していない。」
「気」は「何か特有のようす。」

【類義語】
幼稚、無邪気

稚気(ちき)の使い方

健太
ともこちゃん。こういうアイディアはどうかな。
ともこ
どことなく稚気があっていいわね。健太くんらしいわ。
健太
子供っぽいかな。
ともこ
褒めているのよ。他の人には思いつくことができないと思うわ。

稚気(ちき)の例文

  1. 健太くんは、たった一人の跡継ぎだというのに、なかなか稚気が抜けない。
  2. 稚気満々たる頭脳しかない政府に任せておけない。
  3. 稚気を脱却し、振る舞いに落ち着きが見えてきた。
  4. 青年の声や態度の中に、あまりに稚気満々たる誇負を見たからである。(中島敦、李陵・山月記)
  5. 二人の間には次のような稚気溢れる逸話があります。

「稚気愛すべし」とは?

稚気」は、「稚気愛すべし(ちきあいすべし)」という表現で使われることがあります。

稚気愛すべし」とは、子供っぽいようすを愛おしく思うべきだ、子供っぽいところが愛おしいという意味です。

【例文】

  1. バイロンは極めて稚気愛すべき名誉心を持つた男で、ある時人が彼をルッソーに比較した。(坂口安吾、牧野さんの死)
  2. 彼女は、絵を描かせると、なかなか稚気愛すべきものを描きます。
  3. 健太くんは、剛毅闊達で稚気愛すべき好青年だ。
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