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「遅鈍」の意味と使い方や例文!「愚鈍」「鈍重」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
遅鈍

【読み方】
ちどん

【意味】
行動などがのろくて鈍いこと。気転がきかないこと。

【語源・由来】
「遅」は「進み具合がぐずぐずしている。おそい。」
「鈍」は「のろい。おろか。頭のはたらきや動作がのろい。」

【類義語】
愚図、のろま、愚鈍

【対義語】
鋭敏、俊敏、敏捷

遅鈍(ちどん)の使い方

健太
自分の遅鈍さにあきれるよ。
ともこ
何かあったの?
健太
犯人の残した痕跡を見落として、まんまと逃げられてしまったんだ。
ともこ
事件は初動捜査が肝心だもんね。遅鈍さは命とりだわ。

遅鈍(ちどん)の例文

  1. 健太くんは無知だが、遅鈍な男ではない。
  2. 遅鈍な彼だったが、彼なりに未来への展望があるようだ。
  3. 大きな外見から遅鈍な印象を受けるが、健太くんは話をしてみると知的さを感じるんだ。
  4. ともこちゃんは、人より遅鈍で鋭敏な反応ができない。
  5. 短期間に激太りした健太くんの動きは緩慢で遅鈍だ。

「遅鈍」と「愚鈍」「鈍重」の違いは?

遅鈍」に似ている語に「愚鈍(ぐどん)」「鈍重(どんじゅう)」があります。

「遅鈍」と「愚鈍」の違いは?

愚鈍」は、「判断力・理解力がにぶいこと。頭が悪くのろまなこと。また、そのさま。」という意味です。

遅鈍」も「愚鈍」も、動作や反応がにぶいことをいい、ほぼ同じ意味で使われます。

「遅鈍」と「鈍重」の違いは?

鈍重」は、「動作や物事に対する反応がにぶくてのろいこと。また、そのさま。」という意味です。

遅鈍」も「鈍重」も、動作や反応がにぶいことをいいます。

しかし「遅鈍」は、主に、文章で使われます。