【二字熟語】
得心
【読み方】
とくしん
【意味】
十分に承知すること。納得すること。
【語源・由来】
「得」は「とる。わかる。気に入る。」という意味。このことから「得心」は「心がわかる」ということから「十分に承知する」という意味。
【類義語】
理解、同意、承服、首肯、承諾、承知、合点
【対義語】
腑に落ちる、飲み込む
得心(とくしん)の使い方
僕は得心がいかないよ。
話し合いをさぼった健太くんが悪いのよ。
だとしても得心がいかないよ。何で僕がたぬきその1の役なんだ。
その場にいなかったから余った役になったのよ。
得心(とくしん)の例文
- なぜなのか分からなかったが得心がいった。
- これだけ言って聞かせても得心しないというなら仕方がない。
- たしかに得心のいくところもあったけれどもわからない所の方が多かった。
- 私から説明すれば健太くんも得心がいくでしょう。
- 得心ずくで決めたことだから不公平でも不道徳でもない。
「得心」と「納得」の違いは?
「得心」と似た意味の言葉に「納得」があります。「納得」は「承知すること。理解し、なるほどと認めること。了解。」という意味です。
「納得」は「納得尽(なっとくずく)」という表現があり「相手の納得を得た上のものであること」という意味です。
「得心」にも「得心尽(とくしんずく)」という表現があり「互いに承知のうえですること。」という意味です。
「得心」と「納得」はほぼ同義です。
「納得」の方が一般的なので、「得心」を用いると堅苦しい雰囲気になります。なので「得心」はあらたまった場面で使うとよいでしょう。
「得心」といった方が大仰なので、了承したという意味合いが強くなります。