読み方で悩みやすい漢字の一つに、「当方」があります。
Q「当方」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
- 「とうほう」
- 「とうかた」
- 「とうほう」と「とうかた」両方とも
このページでは、悩みやすい「当方」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「当方」の読み方は、「とうほう」?「とうかた」?
当方の正しい読み方は、「とうほう」「とうかた」どちらなのでしょうか。あまり使うことがない言葉は、読むのが難しいかもしれませんね。
「方」の音読みには「ホウ」があり、訓読みには「かた」「かく」「ただ(しい)」「まさ(に)」があるので、どちらも読めそうです。
しかし、当方の読み方は「とうほう」が正しく、「とうかた」は間違いになります。
正解は、①の「とうほう」です。
広辞苑には「とうほう」の項目はありますが、「とうかた」はありません。
方を「ほう」と読む言葉に「片方(かたほう)」「処方(しょほう)」「先方(せんぽう)」「方言(ほうげん)」などがあり、「かた」読む言葉には「裏方(うらかた)」「奥方(おくがた)」などがあります。
「当方」の意味
当方の意味は「こちら」「自分の方」「私ども」です。
「当」には「この」や「うけもつ」の意味があります。また、「方」には「むき」「かた(他人を指してよぶ敬称)」などの意味があります。
当方を用いた例文には「当方までご連絡ください」「当方では一切責任を負いかねます」があります。
ビジネスで用いることが多く、「こちら側」や「(外の人に向けて)自分の所属する組織など」を差し示すときに使う言葉であり、当方の対義語には、相手の方を表す「先方」があります。
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まとめ
- 当方の読み方は「とうほう」が正しい。
- 「とうかた」と読むのは間違い。
- 当方は「こちら側」「私ども」を意味する。