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「陶酔」の意味と使い方や例文!「自己陶酔」とは?(類義語)

【二字熟語】
陶酔

【読み方】
とうすい

【意味】
①気持ちよく酔うこと。
②うっとりするほどにその境地に浸ること。

【語源・由来】
「陶」は「たのしむ。うっとりする。」
「酔」は「心を奪われる。熱中する。」

【類義語】
恍惚、夢中、没頭、熱中、傾倒、崇拝、盲従

「自己陶酔」とは?

陶酔」は「自己陶酔(じことうすい)」という表現で使われることがあります。

自己陶酔」とは自分で自分自身のすばらしさににうっとりすることをいいます。(「自己」は自分自身という意味。)

いわゆる「ナルシシズム」のことです。

【例文】

  1. 健太くんは鏡を見ながら自己陶酔している。
  2. なんて僕は優秀なんだと自己陶酔せずにはいられない。
  3. 健太くんは自分が世界一の存在と思っているが、自己陶酔にも程がある。
  4. 健太くんの自己陶酔に付き合いきれない。
例文のように「自己陶酔」は自分自身に陶酔しているさまをいう他、自分自身に陶酔している人を批判する言葉としても使います。

陶酔(とうすい)の使い方

ともこ
健太くん。自分のスリーポイントシュートのおかげで逆転優勝したからって自己陶酔していたでしょ。
健太
えっ。そんなんじゃないよ。
ともこ
バスケットボールを眺めながらうっとりした表情だったわよ。
健太
えー。見られていたとは恥ずかしい限りだ。

陶酔(とうすい)の例文

  1. 音楽に陶酔する。
  2. ともこちゃんの名演技に陶酔する。
  3. 健太くんは勝利の喜びに陶酔していた。
  4. その香水は人を陶酔させるような香りだった。
  5. 彼の小説は自己陶酔的で読んでいて気分が悪い。
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