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「重畳」の意味と使い方や例文!「重畳至極」とは?(語源由来・類義語)

【二字熟語】
重畳

【読み方】
ちょうじょう

【意味】
①幾重にも重なること。
②この上もなく満足であること。とても好都合なこと。

【語源・由来】
「重」「畳」ともに「かさなる。」

【類義語】
(幾重にも重なること)
度々、再三
(この上もなく満足なこと)
慶事、吉事、めでたい

「重畳至極」とは?

重畳」を用いた語で「重畳至極」をよく見かけます。

重畳至極」の「至極」は「きわみをつくすこと。頂点に達すること。」です。

重畳」を強調した「重畳至極」は「大変に喜ばしいこと」という意味で、目上から目下に向けて使われます。

逆に「恐悦至極」は目下から目上に対する言葉で、「この上ない喜びです」という意味です。

重畳至極」は、現代ではあまり使われることはなく、時代劇などで聞くことがあります。

重畳(ちょうじょう)の使い方

健太
ともこちゃん。超えても越えても山が続いているよ。
ともこ
山並みが重畳と果てしなく続いているわね。
健太
どこまで進むの?
ともこ
海が見えるまでよ。

重畳(ちょうじょう)の例文

  1. ご無事で何より重畳です。
  2. 重畳です。それを聞いて自分のことのようにうれしいです。
  3. 空には重畳している黒雲が立ち込めている。
  4. 当家にとっては重畳な次第だ。
  5. 太陽は重畳たる山並みに沈んだ。