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梅雨の読み方!「つゆ」と「ばいう」正しいのは?

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「梅雨」があります。

問題

Q「梅雨」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

梅雨の読み方
  1. 「つゆ」
  2. 「ばいう」
  3. 「つゆ」と「ばいう」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「梅雨」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「梅雨」の読み方は、「つゆ」?「ばいう」?

読み方

 

梅雨の正しい読み方は、「つゆ」「ばいう」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。

「梅」の音読みには「バイ」、訓読みには「うめ」があります。また、「雨」の音読みには「ウ」、訓読みには「あめ」「あま」があります。

梅雨の読み方は「つゆ」「ばいう」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。

正解は、③の「つゆ」と「ばいう」の両方です。

広辞苑には「つゆ」「ばいう」の両方の項目があり、表記には「梅雨」と「黴雨」があります。「ばいう」の項目には「梅の実の熟する時期に当たるからとも、物に黴(かび)が生じやすいからともいう」とあります。

一方、新明解国語辞典(第四版)の「つゆ」の項目には「『ばいう』の和語的表現」とあります。

「梅雨」の意味は、「つゆ」も「ばいう」も同じ

意味

梅雨の意味は「6月から7月にかけて北海道を除く本邦で降り続く長雨」です。

「梅」には「うめ」の意味があります。一方、「雨」には「あめ」の意味があります。

梅雨を用いた例文には「全国的に梅雨(つゆ)入りする」「梅雨(つゆ)明けが発表される」「梅雨(ばいう)前線が停滞している」があります。

まとめ

まとめ
  • 梅雨の読み方は、「つゆ」「ばいう」のどちらも正しい。
  • 梅雨は「6月から7月にかけて北海道を除く本邦で降り続く長雨」を意味する。