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眼鏡の読み方!「がんきょう」と「めがね」正しいのは?

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「眼鏡」があります。

問題

Q「眼鏡」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

眼鏡の読み方
  1. 「がんきょう」
  2. 「めがね」
  3. 「がんきょう」と「めがね」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「眼鏡」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「眼鏡」の読み方は、「がんきょう」?「めがね」?

読み方

 

眼鏡の正しい読み方は、「がんきょう」「めがね」どちらなのでしょうか。

漢字から察すると「がんきょう」の気もしますが、「めがね」にも聞き覚えはありますね。

 

「眼」の音読みは「ガン」「ゲン」、訓読みは「まなこ」表外読として「め」となります。

一方「鏡」の音読みは「キョウ」、訓読みは「かがみ」となります。

このことから「がんきょう」は正しそうですが「めがね」はどうなのでしょう。

 

さて、結論を言ってしまうと、眼鏡の読み方は「がんきょう」「めがね」のどちらを使っても間違いではありません。

つまり、答えとしては3つ目の「両方とも」ということになります。

ただ、実際には眼鏡は「めがね」と読むのが一般的となるようです。

 

さて「がんきょう」は理解できるものの、何故眼鏡を「めがね」と読むのでしょうか?

実はこれ、熟字を訓読みにする熟字訓と呼ばれるものです。

訓読みが漢字を日本語として意味が通じるように読ませるように、熟字訓とは熟語に対して日本語の意味が通じる読み方で読ませたものです。

簡単にいってしまえば、一つの熟語に対して訓読みをしているということですね。

他にも今日(きょう)明日(あした)昨日(きのう)等様々な熟字訓があります。

 

今回の眼鏡は「がんきょう」とも読みますが、これの持つ意味が日本語の「めがね」とほとんど変わらないために、そう読まれるようになりました。

「眼鏡」の意味は、「がんきょう」も「めがね」も同じ

意味

眼鏡の意味としては、「視力調整や目の保護器具のこと」になりますが、「物の良し悪しを見抜く力のこと」としても用いられます。

 

眼鏡を用いた例文としては「年々視力が悪くなり、遂に眼鏡をかけるようになった」や「彼のお眼鏡にかなった」等があります。

この場合、前者が器具として後者が見抜く力になりますね。

まとめ

まとめ
  • 眼鏡の読み方は「がんきょう」「めがね」のどちらも正しい。
  • ただし一般的には「めがね」が使われることの方が多い。
  • 眼鏡は「視力調整や目の保護器具のこと」「見抜く力のこと」を意味する。