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「野性」の意味と使い方や例文!「野生」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
野性

【読み方】
やせい

【意味】
自然または本能のままの性質。粗野な性質。

【語源・由来】
粗野な性質の意。

【類義語】
本能、野蛮

【対義語】
理性

野性(やせい)の使い方

健太
このお肉はいぶしてあるのかな?
ともこ
いぶしてあることで野性味のある香りがついて、おいしさが増すわね。
健太
お代わりしたいくらいおいしいね。
ともこ
酷暑で食欲が無かったけど、これならいくらでも食べることができるわ。

野性(やせい)の例文

  1. 彼らにとっては侵略戦争史というものが長い歴史を終って、別の方向へ向こうとしている。それは文化と野性の長い争いの結果到達した結論でもあるのである。(坂口安吾、安吾巷談)
  2. その猟犬は野性的で、愛玩用のペットとは違う雰囲気がある。
  3. 健太くんは野性的で行儀を知らない。
  4. 彼は勇猛果敢で、野性味あふれる魅力的な男性でした。
  5. 在宅ワーク推奨で、不精髭を生やし野性的魅力を増した男性が増えた。

「野性」と「野生」の違いは?

野性」と同じ読み方の語に「野生」があります。

野生」は、
①動植物が自然に山野に生育すること。
②自分の謙称。多く手紙で使う。

という意味です。

野性」は、動物としての本能に基づく性質や粗野な性質をいうので、似ていますが「野生」とは意味が違います。