姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「在野」の意味と使い方や例文!「在野精神」とは?(対義語)

【二字熟語】
在野

【読み方】
ざいや

【意味】
①公職に就かないで民間にいること。
②与党に対して、野党の立場にあること。

【語源・由来】
田野に住むの意から。

【対義語】
在朝

在野(ざいや)の使い方

健太
桜田門外の変が、在野の志士だった坂本龍馬たちが活発に活躍するきっかけになったんだって。
ともこ
その桜田門外の変は、異例の三月の大雪のおかげで成功したらしいわよ。
健太
晴天だったら、井伊直弼は生きていたかもしれないんだね。
ともこ
雪だったから歴史が動いたのよ。

在野(ざいや)の例文

  1. 彼は在野党の議員だ。
  2. 大学で学んだ経験のない在野の研究者だが、よく知られてる。
  3. 教員採用試験を受けず、在野で塾講師をしている。
  4. 実績のない在野の先生の意見は軽視される。
  5. 在野の哲学者として、独自の理論を展開する。

「在野精神」とは?

在野」を用いた表現の一つに「在野精神」があります。

在野精神」とは、早稲田大学の創立者である大隈重信が創立の精神として唱えた語です。

権威や権力に依存せず、在野の指導者を養成するという精神をいいます。

この精神の下に、同大学はこれまで、枠にはまらない優秀な人材を輩出してきました。