【二字熟語】
暫時
【読み方】
ざんじ
【意味】
少しの間。しばらく。副詞的にも用いる。
【語源・由来】
「暫」は「わずかの間。しばらく。」
「時」は「そのとき。そのころ。おり。」
【類義語】
一時
【対義語】
恒久、即時
暫時(ざんじ)の使い方
健太くん。暫時そこに隠れていて。
えっ。何で?
先生が容疑者の健太くんを探しているのよ。
ええっ。僕は何も悪いことはしていないのに。
暫時(ざんじ)の例文
- 暫時休憩する。
- 暫時の猶予を願う。
- 驚きのあまり暫時茫然とたたずんでいた。
- 人口は微増傾向でしたが、暫時微減傾向です。
- 主人の手があきますまで、暫時お待ちください。
「暫時の間」は重複で誤用?
「暫時」は「暫時の間(ざんじのあいだ)」という表現で使われることがあります。
「暫時の間」は、しばらくの間という意味ですが、「暫時」に少しの間という意味があるため、意味が重複し、誤用ではないかという意見がありますが、誤用ではありません。
「暫時の間」は主に小説などで使われます。
また、文章中では「暫時」と書いて「しばらく」と読む場合もあります。