華美の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
華美
【読み方】
かび
【意味】
はなやかで美しいこと。また、はなやかすぎて不相応なこと。また、そのさま。派手。
普通のものよりもぐっと派手で目立つ感じやね。でも、あんまり派手すぎると、場の雰囲気に合ってないと思われることもあるんやな。
【語源・由来】
「華」は「はでで、はなやかなこと。」
「美」は「うつくしい。きれい。」
【類義語】
華やか、きらびやか、絢爛、華麗
【対義語】
質素、質実、素朴
華美(かび)の解説
「華美」という言葉は、物や人が非常にはなやかで美しいことを表す言葉なんだよ。
たとえば、カラフルでデザインが豪華なドレスや、鮮やかな色合いの花火、きらびやかな宝石などは「華美」と形容されることが多いんだ。これは、見る人の目を引きつけるような、際立った美しさを持っているからだよ。「華美な服装」という表現、これは、その服装がとても鮮やかで、派手であることを示しているよ。
ただし、「華美」という言葉には「はなやかすぎて不相応なこと」という意味も含まれていることがあるんだ。つまり、あまりにも派手すぎて、場所や状況に合わないことを指すこともあるよ。
また、「秀吉が植えつけた華美な気風が、世間に根をひろげて花を咲かせていた。」〈『小説日本芸譚』井伏鱒二〉 というのは、ここでの「華美な気風」というのは、秀吉が広めた華やかで豪華な文化や価値観を指しているんだ。そして、その価値観が次第に人々の間に広まり、多くの人々に受け入れられて、盛んになったことを示しているよ。
だから、「華美」という言葉は、非常にはなやかで美しいものや状態を表しているんだね。しかし、時と場合によっては、あまりにも派手すぎて場不適切であるという意味合いも持っているから、その背後にある文化や価値観、さらには場面や状況に応じた適切さも考慮して解釈することが必要なんだよ。
華美(かび)の使い方
華美(かび)の例文
- 戦争が始まると華美を戒めるようになった。
- 生活が華美に流れる。
- 華美な服装は避けてください。
- 秀吉は、何事においても華美だった。
- ともこちゃんは、華美ではないが洗練されたドレスを着て注目を集めている。
華美の文学作品などの用例
「華美を極める」とは?
「華美」は、「華美を極める」という表現で使われることがあります。
「華美を極める」の「極める」は、ここでは、「極点に達した状態になる。この上もない程度までそうなる。」という意味です。
「華美を極める」とは、この上もなく華やかで美しいという意味です。
つまり、もっと美しいものは考えられないほどの美しさを持っているということを示すんだよ。
例えば、花火大会で、すごい大輪の花火が上がったときとか、ウェディングドレスを着た花嫁さんがすごくキレイやったときとかに、この表現がピッタリ合うんやろ?なるほどな、キレイやな~って思うときの最上級の言葉やな!
【例文】
- 華美を極めた装飾です。
- 華美を極めた暮らしをしている。
- 華美を極めた晴れ着を着てきた。
しかし、時にはあまりにも派手すぎて場不相応と感じられることも。つまり、見た目が鮮やかで目立つことを表しているんだ。