結託の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
結託
【読み方】
けったく
【意味】
互いに心を通じて事を行うこと。示し合わせてぐるになること。
秘密の計画を立てたり、何かを一緒にやるためにぐるになる感じや。でも、結託する時は、ちゃんといいことに使わなアカンで。
【語源・由来】
「結」は「ばらばらのものを一つにまとめる。まとまる。」
「託」は「他にあずける。ゆだねる。」
【類義語】
馴れ合い、ぐる
【対義語】
対抗
結託(けったく)の解説
「結託」という言葉はね、互いに心を合わせ、協力しあって何か特定のことをすることを言うんだよ。特に、悪いことや不正なことを一緒にやるときに使われることが多いんだ。
例えば、ある業者と何かの計画をこっそりと話し合って、それでお金をたくさんもらうこと。これを「業者と結託して私腹をこやす」と言うんだ。これはね、業者と一緒になって、人には秘密でお金をもうけることを指しているんだ。
また、「結託して不正を働く」とは、何人かの人が秘密で協力して、ルールに反することをするって意味なんだよ。たとえば、学校でテストがあるときに、友達同士で答えを教え合ったり、仕事でお金を管理している人たちがお金をちょっとだけ自分のために使ったりすることがこれに当たるんだ。
だから、「結託」という言葉は、人と心を合わせて何かをすることを意味しているけど、大抵は悪いことを隠れてやるときに使われる言葉なんだね。
結託(けったく)の使い方
結託(けったく)の例文
- 結託して悪事を働く。
- 健太くんは、業者と結託して上前をはねていた。
- 御用商人と結託する。
- 政府とマスコミが結託して世論を操る。
- 役人と結託して利権を得る。
結託の文学作品などの用例
「結託」と「共謀」「馴れ合い」の違いを解説
「結託」に似ている語に「共謀(きょうぼう)」「馴れ合い(なれあい)」があります。
「結託」と「共謀」の違いは?
「共謀」は、二人以上の者が合意して悪事などをたくらむことをいいます。
「結託」は、「共謀者」になることをいい、両語とも、互いにしめし合わせて事を行うことなので、ほぼ同じ意味です。
一方で、「共謀」という言葉は、二人以上で一緒になって、たいてい悪いことを計画することを指すんだ。
でも、「共謀」は、ちょっとイカンことを企てる時に使うんやな。たとえば、「こっそりあれを盗もう」とかそんな感じや。どっちもちょっとドキドキするような、裏のある行動を表してるんやね。
「結託」と「馴れ合い」の違いは?
「馴れ合い」は、
①ひそかに通じ合い、ぐるになって事を運ぶこと。
②「馴れ合い夫婦」の略。
という意味です。
「結託」も「馴れ合い」も、互いにしめし合わせて事を行うことという意味が同じです。
「結託」は、「馴れ合い」よりも硬い表現である点と、「馴れ合い」には、「馴れ合い夫婦」という意味がある点が両語の違いです。
一方、「馴れ合い」というのは、人と人とが仲良くなって、何かを一緒にすること。特に、ひそかに協力し合って何かをするという意味が含まれているんだ。また、「馴れ合い夫婦」という言葉の略としても使われるんだ。
それで、「馴れ合い」は、もっと気楽な感じや。仲良くなって「あ、これ一緒にやろか?」ってなるやつや。ちょっと裏でこそこそやる感じもあるんやな。それに、「馴れ合い夫婦」ってのもあるんやね。要は、「結託」はみんなで何かの目的に向かって協力することで、「馴れ合い」はもっと日常的で、ちょっと裏があるかもしれへん仲良しのことやな。
特に、何かを企むときに、互いに合意して協力し合う様子を表しているんだよ。