「二字熟語の百科事典」が書籍化されました!詳細はコチラ

「敬遠」の意味と使い方や例文!「嫌煙」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
敬遠

【読み方】
けいえん

【意味】
①表面では敬う態度を取りながら、実際には距離を置いて関わらないようにすること。
②関わることを嫌って、人や物事を避けること。
③野球で、打者との勝負を避けて四球にすること。

【類義語】
忌避、回避、避けるなど(文脈による)

「敬遠」の意味を簡単にいうと

「敬遠」には、主に三つの意味があります。

  • 表面では敬いながら、実際には距離を置く
  • 関わるのを嫌って、人や物事を避ける
  • 野球で、打者との勝負を避ける

「敬遠」は必ず「嫌いだから避ける」意味?

必ずしも強い嫌悪を表すとは限りません。

「難しそうなので敬遠する」「手間がかかるので敬遠される」のように、苦手意識・面倒さ・負担感などから距離を置く場合にも使われます。

野球の「敬遠」とは

野球では、強打者などとの勝負を避け、四球にすることを「敬遠」といいます。

日常語の「関わりを避ける」という意味から広がった用法と考えると分かりやすいでしょう。

「敬遠」と「嫌煙」の違い

  • 敬遠:人・物事との関わりを避けること。野球の用語でも使う
  • 嫌煙:たばこの煙や喫煙環境を嫌うこと

読みが似ていますが、意味は別です。「敬遠」と「嫌煙」は類義語ではありません。

「敬遠」に明確な対義語はある?

明確な固定対義語はありません。

「積極的に関わる」「進んで選ぶ」、野球なら「勝負する」などが文脈によって対照的に使われます。

敬遠(けいえん)の例文

  1. 説明が難しそうに見え、その本を敬遠していた。
  2. 操作が複雑な機器は、初心者から敬遠されやすい。
  3. 手間のかかる作業を敬遠せず、順番に取り組んだ。
  4. 強打者との勝負を避けて敬遠した。
  5. 堅い印象のある分野でも、分かりやすい解説があれば敬遠されにくくなる。
ABOUT US
北澤篤史漢字熟語・二字熟語の専門家
漢字熟語・二字熟語の意味や使い分けを研究・解説する専門家。ことわざ学会理事、2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(いずれも講談社)がある。
北澤篤史の詳しいプロフィールを見る