悪業の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
悪業
【読み方】
あくぎょう
「あくごう」とも読む。
【意味】
苦しみをもたらす悪い行い。とくに前世での悪事。黒業。
ああ、それは「良くない行い」か「良くない職業」ってことやな。つまり、道徳に反する行為をしたり、社会的に受け入れられにくい仕事をしてると、それを「悪業」と言うんやな。
一方で、自分の行動や仕事が他人にどんな影響を与えるか、ちゃんと考えんとあかんわけや。
【語源・由来】
仏語から。
【類義語】
悪事、黒業
【対義語】
善業
悪業(あくぎょう)の解説
カンタン!解説
「悪業」っていう言葉は、2つの意味があるんだよ。
1つ目の意味は、人がするべきじゃない、悪い行為を指すんだ。これは「悪行」とかなり近い意味だよ。例えば、人に嘘をついたり、他人の物を盗んだりすることなんかが「悪業」にあたるよ。
2つ目の意味は、社会的に見てあまり評価されない、または違法な職業を指すこともあるんだ。「よくない職業」っていうのは、例えば、違法なギャンブルの組織に関わるような仕事や、人をだまして物を売るような仕事を指すことが多いよ。
どちらの意味でも、「悪業」は人々が避けるべき行為や仕事を指していることには変わりないんだ。だから、「悪業」っていう言葉を使うときは、自分の行動や選択が他人を傷つけたり、社会に悪影響を及ぼさないように注意が必要だね。
悪業(あくぎょう)の使い方
また、鳥の糞が落ちてきたよ。
よくあるの?
よくあるんだよ。
よほど悪業がひどかったんでしょうね。今生で、その報いを受けているのよ。
悪業(あくぎょう)の例文
- 無意識のうちに悪業を犯していたようだ。
- 悪業に天罰が下る。
- 純白の曼珠沙華は、悪業をはらうといわれています。
- 悪業を積んだ者は、死後地獄に落ちる。
- 合法でも、道徳に背いた悪業を続ければ報いを受ける。
悪業(あくぎょう)の文学作品などの用例
- ・・・は忽ち黄六一の一生の悪業を話し出した。彼の話は大部分新聞記事の受・・・ 芥川竜之介「湖南の扇」
- ・・・ジイドも相当に悪業の深い男のようである。いつまで経っても、なまぐ・・・ 太宰治「鬱屈禍」
- ・・・見放されたけれども、悪業の深い私は、少しずつ恢復して来た。一箇月・・・ 太宰治「東京八景」
「悪業」と「悪行」の違いは?
「悪業」と同じ読み方の語に「悪行」があります。
「悪行」は、「人の道に外れた悪い行い。あっこう。」という意味です。
「悪業」も「悪行」も悪い行いをいいます。
しかし、「悪業」が、主に前世での悪事をいう点が違います。
「悪業」と「悪行」は、両方とも不適切な行動を指す言葉だけど、ニュアンスが少し違うんだよ。
「悪業」は悪い行為や、一般的に認識される道徳的な価値に反するような職業を指す一方で、「悪行」は個々の行為が人の道に反していることを示しているんだ。
そうか、それは「悪業」は悪い行為全般や、社会的によくないとされる仕事を指しとるわけやな。
一方、「悪行」は、その人が一つ一つの行動で人の道を踏み外してることを表してるんやな。ちょっと微妙に違うけど、結局どっちもイカンことはイカンねんな。
二つ目の意味としては、一般的に受け入れられない、または社会的によくないと見なされる職業を指すこともあるんだよ。