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「拙速」の意味と使い方や例文!「拙速に過ぎる」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
拙速

【読み方】
せっそく

【意味】
仕上がりはへたでも、やり方が早いこと。

【語源・由来】
「拙」は「つたない。まずい。」

【類義語】
短兵急、性急、早計、急造

【対義語】
巧遅(こうち)

「拙速に過ぎる」とは?

拙速」は「拙速に過ぎる」という形で使われることがあります。

拙速に過ぎる」は「まだ行う時期にはなっていないこと」をいいます。時期尚早ということです。

拙速に過ぎる」は、相手への忠告として使われます。

「あなたは拙速に過ぎる。」と言われた場合、「未熟なのに事を行ったから、仕上がりが下手だ。」「仕上がりはまあ良いが、時間をかければもっといいものが仕上がる。」という二つの意味になります。

どちらの忠告なのか、前後の文脈で判断しましょう。

拙速(せっそく)の使い方

健太
ともこちゃん急いで終わらせようよ。
ともこ
拙速に行動すると、悪い影響が出ることが往々にしてあるわよ。
健太
急がば回れってこと?
ともこ
そういうこと。

拙速(せっそく)の例文

  1. 拙速主義に陥る。
  2. 拙速な判断を避ける、
  3. 健太くんの仕事は拙速に過ぎる。
  4. 拙速に事を運ぶ。
  5. 品質を重視するために拙速はやめよう。