【二字熟語】
納得
【読み方】
なっとく
【意味】
他人の考えや行動などを十分に理解して得心すること。
【語源・由来】
「納」は「受け入れる。」
「得」は「心にかなう。わかる。」
【類義語】
得心、合点、承服
【対義語】
不服、不平、不可解、後悔
納得(なっとく)の使い方
私の説明で納得できた?
あと少しで飲みこめそうなんだけど。
理解して得心するまで、いくらでも質問して。
納得がいくまで質問するから付き合ってね。
納得(なっとく)の例文
- 説明を聞いて納得する。
- 納得のいかない話だ。
- その案はお互い納得の上で決めたことだ。
- 納得がいくよう説明しましょう。
- 双方納得ずくで決めたことだ。
「納得」と「共感」「理解」の違いは?
「納得」に似ている語に「共感(きょうかん)」「理解(りかい)」があります。
「納得」と「共感」の違いは?
「共感」は、「他人の意見や感情などにそのとおりだと感じること。また、その気持ち。」という意味です。
「共感」は、「同感」と同じで、同じように感じる理解するという意味です。
なので、他人の考えや行動などを十分に理解して得心することをいう「納得」とは意味が違います。
「納得」と「理解」の違いは?
「理解」は、
①物事の道理や筋道が正しくわかること。意味・内容をのみこむこと。
②他人の気持ちや立場を察すること。
③《(ドイツ)Verstehen》ディルタイ哲学で、文化的、歴史的なものを生の表現とみなし、その生を追体験によって把握すること。
という意味です。
「理解」は、物事の筋道を正しくとらえることをいいます。
対して「納得」は、他人の考えや行動などを十分に「理解」して得心することをいいます。