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「瞥見」の意味と使い方や例文!「一瞥」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
瞥見

【読み方】
べっけん

【意味】
ちらっと見ること。短い時間でざっと見ること。

【語源・由来】
「瞥」は「ちらりと見る。」
「見」は「見る。」

【類義語】
一目(ひとめ)、一見、一目(いちもく)、一瞥

【対義語】
観察、凝視、吟味、熟視、注視、注目

瞥見(べっけん)の使い方

健太
ここで事故があったんだけど、目撃していない?
ともこ
事故は見たけど、暗がりで瞥見しただけで、よく分からなかったの。
健太
けが人を置いて、車が逃げてしまったんだ。
ともこ
早く捕まると良いわよね。

瞥見(べっけん)の例文

  1. 資料を瞥見する。
  2. 瞥見しただけで注視していたわけではない。
  3. 後姿を瞥見しただけだから、人違いだったかもしれません。
  4. 信号待ちの間に瞥見した記憶がある。
  5. 瞥見したところきれいそうな物件だった。

「瞥見」と「一瞥」の違いは?

瞥見」に似ている語に「一瞥(いちべつ)」があります。

一瞥」は、「ちらっと見ること。ちょっとだけ見やること。」という意味です。

瞥見」も「一瞥」も、ちらりと見ることをいいます。

しかし、「一瞥」には、さほど重視しないでちらりと見るという、格下に見るニュアンスがありますが、「瞥見」にそのようなニュアンスはありません。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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