【二字熟語】
執拗
【読み方】
しつよう
【意味】
①しつこいさま。
②自分の意見にいつまでもこだわりつづけるさま。えこじ。がんこ。
【語源・由来】
「執」は「とりついて離れない。」
「拗」は「すなおでない。すねる。」
【類義語】
粘着、固執、執心
【対義語】
淡白、澹漠
執拗(しつよう)の使い方
執拗に勧誘の電話がかかってくるんだ。
絶対悪徳商法ね。
どうすればいいのかな?
その電話番号だけ着信拒否にすればいいのよ。
執拗(しつよう)の例文
- 執拗に食い下がる。
- 潔癖症の健太くんは、執拗に手を洗う。
- 執拗に自説を主張する。
- 執拗につきまとう行為はストーカーですよ。
- 自殺した生徒は、執拗な嫌がらせを受けていたようだ。
「執拗」と「しつこい」の違いは?
「執拗」に似ている語に「しつこい」があります。
「しつこい」は、
①色・味・においなどが濃厚すぎて、後に残る感じである。くどい。
②物事にこだわって煩わしい感じである。また、つきまとってうるさい。執念深い。
という意味です。
「執拗」も「しつこい」も、簡単に引き下がらず、ねばり強いという意味です。
しかし「しつこい」は、色・味・においなどが濃厚すぎてくどいという意味で使う点が「執拗」と違います。
また「しつこい」は、悪い意味で使われますが、「執拗」は、「ぶら下がり会見で執拗に食い下がる」のように、必ずしも悪い評価を伴うわけではない点が違います。