恩情の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
恩情
【読み方】
おんじょう
【意味】
情け深い心。慈しみの心。
人にされたことや思い出に対しての、ありがたいって思う心やね。そんな気持ち、大切にせんとな。
【語源・由来】
「恩」は「めぐみ。慈しみ。情け。」
「情」は「なさけ。まごころ。思いやり。」
【類義語】
温情
恩情(おんじょう)の解説
「恩情」という言葉は、人が他人に対して抱く、感謝やありがたみ、そして優しさや情け深さを示す感情を表しているんだ。
恩情は、特に何かの恩恵を受けたときや、人からの優しさや助けを感じた時に抱く、深い感謝や愛情のことを言うんだよ。この言葉は、ただの「ありがとう」という気持ち以上に、もっと深く、もっと強く、人と人とのつながりや絆を感じさせるものなんだ。
例えば、「恩情に富む」という表現は、その人が他人に対して非常に感謝の気持ちを持っている、または他人からたくさんの恩恵や助けを受けてきたことを示しているんだ。この人は、過去の経験や出会った人たちからの支えを忘れないで、常に感謝の気持ちを忘れない心の持ち主だと言えるよ。
もう一つ、「恩情に感謝する」というのは、誰かからの恩恵や優しさ、助けに対しての深い感謝の気持ちを示しているんだ。これは、ただの「ありがとう」と言うだけでなく、心の中で本当にその恩恵や支えを感じて、それに対しての感謝を表現しているということだよ。
だから、「恩情」という言葉は、人と人との関係や絆を深める、とても大切な感情を示すものなんだよ。
恩情(おんじょう)の使い方
恩情(おんじょう)の例文
- 恩情あるはからいを受ける。
- 両親の恩情に報いる。
- 師の恩情にすがる。
- 先生の恩情の言葉に感謝する。
- 師匠の恩情を死ぬまで忘れなかった。
「ご恩情」と「ご厚情」の違いは?
「恩情」は、「ご恩情」という丁寧な表現で使われることがあります。
また、「ご恩情」に似ている語に「ご厚情(こうじょう)」があります。
「ご恩情」は、目下の人が、恩師や両親の慈しみの心に感謝を伝えるときに使います。
「ご厚情」の「厚情」は、「厚いなさけ。心からの深い思いやりの気持ち。」という意味で、相手の厚意に感謝して使います。
両語とも感謝を伝える語である点は同じですが、「ご恩情」は、「恩」という漢字から、恩師や両親に対してのみ使われる点が、「ご厚情」と違います。