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「応接」の意味と使い方や例文!「応対」との違いは?(類義語)

応接の読み方・意味とは?(類義語)

意味

【二字熟語】
応接

【読み方】
おうせつ

【意味】
訪れた人を招き入れて、その相手をすること。

二字熟語の博士
「応接」という言葉は、人が訪ねてきたときにその人を迎えて、接待することを表すんだよ。
助手ねこ
そやな。「来た人をちゃんともてなしてあげること」って感じやな。

誰かが遊びにきたら、テキパキとお茶出したり、座敷に案内したり、そんな感じのことを「応接」っていうんやな。

【語源・由来】
「応」は「外からの求めや働きかけを受けて動く。」
「接」は「会う。まじわる。もてなす。」

【類義語】
応対、対応、接待、礼遇

応接(おうせつ)の解説

カンタン!解説
解説

「応接」っていう言葉はね、人が自分のところに来たときに、その人を家や部屋に入れて、話をしたり、遊んだり、何かをすることを言うんだよ。

たとえば、「次々と訪れる客に応接する」っていう文はね、たくさんの人が次から次へと自分のところに訪ねて来るから、そのたびにその人たちを部屋に入れて、話をしたり、遊んだり、何かをしている、という意味なんだよ。

だから、「応接」っていうのは、人が来たときに、その人を迎えて、時間を過ごすことを指す言葉なんだね。

応接(おうせつ)の使い方

ともこ
この部屋だけ調度品がりっぱね。
健太
来客を応接するための部屋だからだよ。
ともこ
だからピカピカにしてあるのね。
健太
ここでは絶対に遊んではいけないって言われているんだ。

応接(おうせつ)の例文

例文
  1. 千客万来で応接に暇がなかった。
  2. ともこちゃんは、次々に訪れる客に手際よく応接した。
  3. お客さまを応接間にお通ししなさい。
  4. そこは、応接セットが置かれている部屋です。
  5. 呼び鈴がなったので、姉が出て応接した。

応接の文学作品などの用例

  1. ・・・中村少佐は、西洋風の応接室に、火のついたハヴァナを啣えながら、ぼ・・・ 芥川竜之介将軍

  2. ・・・時の女学校の寄宿舎の応接室に青年学生の姿を見ない日はなかった。通・・・ 内田魯庵四十年前

  3. ・・・が引きも切らず、一々応接する遑あらざる面倒臭さに、ワシが序文を書・・・ 内田魯庵露伴の出世咄

「応接」と「応対」の違いを解説

応接」に似ている語に「応対(おうたい)」があります。

応対」は、相手になって、受け答えすることをいいます。

応接」も「応対」も、人の相手をして、受け答えなどをすることをいいます。

しかし「応対」は、「電話で応対する」のように、対面ではない場合がありますが、「応接」は、「訪れた人を招き入れて相手をする」という意味なので対面で行われます。

二字熟語の博士
「応接」と「応対」はどちらも人と人との対応について述べた言葉だよ。「応接」は訪れた人を適切に迎え入れ、相手をすることを意味するんだ。

「応対」はもう少し一般的な対応を指し、相手に対してどのように受け答えするかを表す言葉なんだよ。

助手ねこ
なるほどな。つまり、「応接」っていうのは、誰かを家やオフィスに招き入れて、お客としてちゃんと相手をすることやな。

「応対」は、もっと広い意味で、相手が誰であれ、どんな問いに対してもきちんと受け答えすることをいうんやな。それぞれ、人と人との対応の仕方を表す言葉やけど、ちょっとニュアンスが違うんやな。