依拠の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
依拠
【読み方】
いきょ
【意味】
書物を表したり、規則を定めたりするときなどに、その根本主張を支持するよりどころとなるもの。
たとえば、「これに基づいて行動する」みたいな意味になるんやな。大事なのは、自分だけでなくて、何かを頼りにして生きていくことってことやね。
【語源・由来】
「依」は、
①よる。たよる。よりかかる。
②そのまま。もとのまま。
③はっきりしない。ぼんやりしている。
「拠」は、
たよるところ。もとづくこと。よりどころ。
このことから、「依拠」は、よりどころとすること。また、そのよりどころという意味。
【類義語】
準拠、踏襲、則る、立脚、準ずる、基づく
【対義語】
独立、自立
依拠(いきょ)の解説
「依拠」っていう言葉は、あるものを基にする、またはそれを頼りにする、という意味があるんだよ。
たとえば、「先例に依拠する」という表現では、「先にあった事例を基にして行動する」または「先にあった事例を頼りにして判断する」という意味になるんだ。
具体的な例を出すと、先生が学校でルールを決めるときに、「これまでの学校のルールに依拠する」って言うかもしれないよね。これは、「これまでのルールを基に新しいルールを作る」ってことを意味しているんだ。
だから、「依拠」っていう言葉は、何かを基にする、または何かを頼りにするときに使う言葉なんだよ。
依拠(いきょ)の使い方
依拠(いきょ)の例文
- 経験に依拠して小説を書く。
- 似ているようにも見えるが本人が否定する限り、依拠性は認められない。
- 歴史は依拠する資料によって説が異なることがある。
- この版は、初版に依拠して作られました。
- この研究は、集めたデータに依拠している。
依拠の文学作品などの用例
-
・・・済に、既成の哲学に、依拠し、隷属しなければならぬとするごときは迷・・・ 小川未明「単純化は唯一の武器だ」
「依拠性」とは?
「依拠性」とは、法律用語で「他人の既存する著作物をもとに自分の作品を作る」ことです。
他人の作品などを利用(依拠)した場合には、「依拠性」の有無が裁判で問われます。偶然似てしまった場合は、「依拠性」は無しとされ著作権侵害にあたりません。
これは、「他人が既に作り上げた著作物を基に、自分自身の新たな作品を作る」ことを表しているんだ。
誰かがすでに作ったものを見て、そこからヒントを得て自分だけのものを作り出すんやな。これは、他人のアイデアを借りて、それを元に自分なりの新しいものを生み出すことを表してるんやな。
つまり、何かを信頼したり、頼りにしたりすることを表しているんだ。