【二字熟語】
風貌
【読み方】
ふうぼう
【意味】
風采と容貌。身なりや顔つきなど、外から見たその人のようす。風手。
【語源・由来】
「風」は「姿やようす。」
「貌」は「かたち。すがた。」
【類義語】
容姿、姿形、見目形
風貌(ふうぼう)の使い方
ともこちゃんは日本人離れした風貌だね。
クウォーターだからね。
外国の血が混ざっているんだね。
おばあちゃんがフランス人なのよ。
風貌(ふうぼう)の例文
- 古武士の風貌がある人。
- 貴族的な風貌をしている。
- 温和な風貌に似合わぬ性格をしている。
- あの老人は、仙人のような風貌だ。
- ともこちゃんは知的な風貌をしている。
「風貌」と「風格」「風体」「風采」の違いは?
「風貌」に似ている語に「風格(ふうかく)」「風体(ふうてい)」「風采(ふうさい)」があります。
「風貌」と「風格」の違いは?
「風格」は、
①その人の容姿や態度などに現れる品格。
②味わい。趣。
という意味です。
「風貌」は、外から見たその人のようすをいいます。
対して「風格」は、その人のにじみ出る品格をいうので意味が違います。
また「風格」は、詩や文章などの味わいや趣をいう点が「風貌」と違います。
「風貌」と「風体」の違いは?
「風体」は、
①身分や職業をうかがわせるような外見上のようす。身なり。ふうたい。
②和歌・連歌などの表現様式。作品から感じ取られる情趣や、それが言葉に表れている姿。歌風。
③能楽で、役柄・曲柄・芸風・風情などをさしていう語。世阿弥の能楽論用語。風姿。
という意味です。
「風貌」も「風体」も、外から見たその人のようすをいいます。
しかし「風体」は、身分や職業などをうかがわせるという意味がある点が「風貌」と違います。
また「風体」には、和歌・連歌などの表現様式、能楽論用語として使われる点が「風貌」と違います。
「風貌」と「風采」の違いは?
「風采」は、容姿・服装・態度などの、人の見かけ上のようすをいいます。
「風貌」も「風采」も、外見上のようすをいいます。
「風貌」は、「風采」と「容貌」という意味です。
「容貌」は、顔かたち。みめかたちという意味です。
なので「風貌」と「風采」は、ほぼ同じ意味で使われます。