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「弛緩」の意味と使い方や例文!「収縮」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
弛緩

【読み方】
しかん

慣用読みで「ちかん」とも。

【意味】
ゆるむこと。たるむこと。

【語源・由来】
「弛」は「ゆるむ。ゆるめる。たるむ。」
「緩」は「ゆとりがある。ゆったりとしている。ゆるくする。」

【類義語】
萎縮、縮小、縮み、短縮、凝縮、圧縮

【対義語】
硬直、緊張、緊迫、緊縮

弛緩(しかん)の使い方

健太
緊張の弛緩から、どっと疲れたよ。
ともこ
先生がいると無駄に緊張するわよね。
健太
緊張しすぎて肩が凝ったよ。
ともこ
全身を弛緩してリラックスしましょう。

弛緩(しかん)の例文

  1. 一瞬、緊張が弛緩した隙をつかれた。
  2. 強張っていた筋肉が弛緩していった。
  3. 精神が張り詰めたままではいつか倒れるから、精神の弛緩が必要だ。
  4. 助っ人のともこちゃんが現れ、緊張していた顔が弛緩した。
  5. 規律が弛緩している。

「弛緩」と「収縮」の違いは?

弛緩」に似てる語に「収縮(しゅうしゅく)」があります。

収縮」は、「ひきしまって小さくなること。ちぢむこと。また、ちぢめること。」という意味です。

弛緩」も「収縮」も、医療でよく使われる語です。

弛緩」が、ゆるむ、たるむという意味であるのに対して、「収縮」は、ひきしまって小さくなる、ちぢむことという意味で使われるので、両語の意味は全く違います。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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