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「小言」の意味と使い方や例文!「文句」「苦言」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
小言

【読み方】
こごと

【意味】
①不平。文句。苦情。
②細かいことをいちいち取り立ててしかること。また、その言葉。

【語源・由来】
「小」は「名詞に付いて、小さい、細かい、などの意を表す。」
「言」は「ことば。」

【類義語】
苦言

小言(こごと)の使い方

健太
ともこちゃんは普段から小言が多いよね。
ともこ
健太くんが悪いんでしょう?
健太
小言ばかり言っていると、早く老けるよ。
ともこ
老けたら健太くんのせいよ。

小言(こごと)の例文

  1. ぶつぶつと小言を並べていた。
  2. 先生からお小言をいただく。
  3. 朝から晩まで小言ばかりでうんざりする。
  4. 健太くんはお母さんから小言を食らっている。
  5. 絶対に小言を言われるから顔を合わせたくない。

「小言」と「文句」「苦言」の違いは?

小言」に似ている語に「文句(もんく)」「苦言(くげん)」があります。

「小言」と「文句」の違いは?

文句」は、
①文章中の語句。文言。
②歌謡などで、メロディーに対して歌詞をいう。
③相手に対する言い分や苦情。不服。

という意味です。

小言」も「文句」も、苦情という意味は同じです。

しかし「小言」には、細かいことをいちいち叱るという意味がありますが、「文句」にその意味はありません。

また「文句」には、「文章中の語句。文言。歌謡などで、メロディーに対して歌詞。」という意味がありますが、「小言」にそれらの意味はありません。

「小言」と「苦言」の違いは?

苦言」は、本人のためを思い、言いにくいところまであえて言っていさめる言葉という意味です。

小言」も「苦言」もいさめる言葉という意味は同じです。

しかし「小言」には、細かいことをいちいち取り立ててしかることという意味がありますが「苦言」にその意味はありません。

また「苦言」には、本人のためを思い言いにくいところまであえて言うという意味がありますが、「小言」にそのような意味はありません。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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