異例の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
異例
【読み方】
いれい
【意味】
普通と異なる例。今までに例がないこと。
今までに誰も見たことがない、一風変わった出来事や状況のことを指すんやな。これは、”例外中の例外”みたいなもんやろな。
【語源・由来】
「異」は「変わった出来事。」
「例」は「ためし。ならわし。しきたり。いつもどおりの。」
【類義語】
異色、異端、例外
【対義語】
定例、通例、慣例、同様、原則
異例(いれい)の解説
「異例」っていう言葉は、ふつうとは全然違う、普通じゃない事例や事象を指すんだよ。それは特別な状況や、普通ではない結果、あるいはこれまでにないような事態を表すんだ。
例えば、「異例の昇進」という場合は、普通ではない、特別な昇進を意味しているんだ。それは、たとえば、普通ならもっと時間がかかるはずの昇進をすごく早く達成したとか、あるいは普通なら昇進することが難しいポジションに昇進した、というような特別な状況を示すんだ。
また、「異例の寒さ」という場合は、これまでに経験したことのないような、すごく寒い天候を意味しているよ。それは、例年に比べて気温が非常に低く、通常では考えられないほど寒い日のことを指すんだ。
だから、「異例」っていう言葉は、普通とは全く違う、特別な、あるいはこれまでにないような事態を表すときに使うんだよ。
異例(いれい)の使い方
異例(いれい)の例文
- 異例の措置がとられた。
- 異例の大規模な捜査体制になった。
- 異例の事態に困惑した。
- 異例ずくめで為す術がない。
- 異例の長期契約が交わされた。
異例の文学作品などの用例
「異例」と「異常」「特例」の違いを解説
「異例」に似ている語に「異常(いじょう)」「特例(とくれい)」があります。
「異例」と「異常」の違いは?
「異常」は、「普通と違っていること。正常でないこと。また、そのさま。」という意味です。
「異常」も「異例」も、普通とは異なるという意味です。
しかし、「異常」は、正常ではないという意味が強いです。
対して「異例」は、今までに例がないことに重きを置いている点が違います。
「異例」は普通とは違った例、つまり、今までになかったような特別なケースのことを指すんだ。「異常」は、普通や正常と違う状態を指す言葉だよ。つまり、何かが普通とは違って、問題があるかもしれない状態を表すんだ。
一方、「異常」は、何かがおかしい、普通とちゃう状態を言うんやな。例えば、普段は静かな犬が突然うなるようになったら、「これは異常やな」ってなるわけや。
「異例」と「特例」の違いは?
「特例」は、
①特別に設けた例外。
②特別の場合に適用される法令・規定
という意味です。
「異例」は、普通とは異なる例、例がない、初めてというニュアンスです。
対して「特例」は、特別な例で、特別扱いというニュアンスで「異例」とは違います。
「異例」は普通と違った例で、これまでになかった特別なケースを指す言葉だよ。一方、「特例」は特別に設けられた例外、または特別の状況に適用される法令や規定のことを指すんだ。
でも、「特例」は、普段はないけど特別な場合だけに適用されるルールや法律のことやな。例えば、「普段はこの店で割引はないけど、今日だけ特例で10%オフにするよ」みたいな感じやな。
つまり、これまでに一度も見たことがない、唯一無二の事例や事象のことを表すんだ。