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「懸案」の意味と使い方や例文!「懸案事項」とは?(類義語)

懸案の読み方・意味とは?(類義語)

意味

【二字熟語】
懸案

【読み方】
けんあん

【意味】
前から問題になっていながら、まだ解決されていない事柄。

二字熟語の博士
「懸案」という言葉はね、ずっと前から問題になっているけれども、まだ解決していない事柄のことを指すんだよ。

つまり、長い間、みんなが解決しようとしているけれども、まだうまくいっていない問題のことなんだ。

助手ねこ
ああ、そうなんか。それは、「ずーっと気になってるけど、なかなか解決せえへん問題」ってことやな。

なんかずっと頭の隅にあって、「これどうにかせなあかんなあ」と思ってるけど、まだうまいこといってへんやつや。あれこれ解決したいけど、なかなか手強い問題ってことやな。

【語源・由来】
「懸」は「決着していない。」
「案」は「かんがえる。かんがえ。計画。」

【類義語】
課題、懸念

懸案(けんあん)の解説

カンタン!解説
解説

「懸案」という言葉はね、ずっと前から問題になっているけど、まだ解決されていない事柄のことを言うんだよ。つまり、その問題がずっと続いていて、答えが見つからないっていうことなんだ。

たとえば、「年来の懸案」という言葉は、長い間、ずっと解決されないでいる問題のことを言っているんだ。これは、その問題が何年も前からあって、まだ解決されていないことを表しているよ。

また、「この提案は懸案として議論されている」というのはね、その提案が、みんなが前から気になっていて、まだ解決されていない重要な問題に対する解決策として、今みんなで話し合っているっていう状況を表しているんだ。その問題に対する提案が、今、みんなの注目を集めているっていうことなんだよ。

だから、「懸案」という言葉は、長い間解決されないでいる、みんなが知っているけど難しい問題や事情を指しているんだね。

懸案(けんあん)の使い方

健太
懸案事項が山積しているね。
ともこ
どれから手をつけたいいのか分からないわね。
健太
先輩方が問題を先送りにしてきたから僕たちにつけが回ってきたんじゃないか。
ともこ
文句を言っている暇はないわよ。一つずつ片付けましょう。

懸案(けんあん)の例文

例文
  1. 懸案事項について議論し尽くしたが、不安はぬぐえなかった。
  2. 長年の懸案が解決する。
  3. そのことは次期国会まで懸案となった。
  4. 最大の懸案事項が思いもよらぬ形で解決した。
  5. 懸案の一つがようやく片付いた。

懸案の文学作品などの用例

  1. ・・・すべての懸案はただその日、ただその時刻だけであった。甚太夫は本望・・・ 芥川竜之介或敵打の話

  2. ・・・と云う事が正月頃から懸案に成って居たのである。「去年も今頃だった・・・ 宮本百合子われらの家

「懸案事項」とは?

懸案」を用いた語に「懸案事項」があります。

懸案事項」は、「かねてから問題となっていながら解決していない事柄」という意味です。

事項」は、ある物事の中の一つ一つの事柄。(例:事項索引。特記事項。)という意味です。
二字熟語の博士
「懸案事項」という言葉は、以前から問題になっているけれども、まだ解決されていない事柄を指しているんだ。

つまり、長い間、頭を悩ませている課題や、まだ解決策が見つかっていない難しい問題のことを言うんだよ。

助手ねこ
へえ、なるほどな。「懸案事項」ってのは、前からずっと気になってるけど、なかなかどうにもならん問題のことやな。

なんか、解決するのが難しいこととか、ずっと手をつけられずにいるような難題のことを指してるんやろ。ちょっと頭が痛いような、そんな問題のことを言うんやな。

「最重要の懸案事項を解決する。」「核開発が国際的な懸案事項になっている。」というように使われます。