【二字熟語】
白状
【読み方】
はくじょう
【意味】
①隠していた事実や自分の犯した罪を申し述べること。
②罪人が申し立てたことをしるした文書。くちがき。口供 (こうきょう) 。
【語源・由来】
「白」は「申す、告げる意。」
「状」は「かきつけ。手紙。」
自白の内容を書きしるす紙の意。
【類義語】
自白、自供、告白
【対義語】
黙秘
白状(はくじょう)の使い方
白状(はくじょう)の例文
- 健太くんは、ようやく悪事を白状した。
- 罪を白状してすっきりする。
- 窓ガラスを割ったのは自分だと白状した。
- 嘘をついていたことを白状する。
- さっさと白状しろ。
「白状」と「自白」「告白」「自供」との違いは?
「白状」に似ている語に「自白(じはく)」「告白(こくはく)」「自供(じきょう)」があります。
「白状」と「自白」の違いは?
「自白」は、
①自分の秘密や犯した罪などを包み隠さずに言うこと。
②
㋐民事訴訟法上、当事者が相手方の主張する自己に不利な事実を認めること。また、その旨の陳述。
㋑刑事訴訟法上、自己の犯罪事実を認める被疑者・被告人の供述。
という意味です。
「白状」も「自白」も、秘密、罪などを自分から述べることをいいます。
「自白」は、犯人が取り調べを受けるときに使われることが多いです。
対して「白状」は、日常的な会話で一般的に使われます。
「白状」と「告白」の違いは?
「告白」は、
①秘密にしていたことや心の中で思っていたことを、ありのまま打ち明けること。また、その言葉。
②キリスト教で、自己の信仰を公に表明すること。また、自己の罪を神の前で打ち明け、罪の許しを求めること。
という意味です。
「白状」も「告白」も、秘密、罪などを自分から述べることをいいます。
「告白」は、心で思っていたことや、人に告げずにいたことを打ち明けることをいい、キリスト教で、神に罪を打ち明け、許しを求める意味で使われます。
対して「白状」には、キリスト教での意味はなく、罪や隠しごとを述べるという意味で、日常会話で一般的に使われます。
「白状」と「自供」の違いは?
「自供」は、「警察官などの取り調べに対し、容疑者・犯人が自己の犯罪事実などを申し述べること。また、その述べた事柄。」
という意味です。
「白状」も「自供」も、秘密、罪などを自分から述べることをいいます。
「自供」は、「自白」同様、犯人が取り調べを受けるときに使われることが多いです。
対して「白状」は、日常会話で一般的に使われます。