遺漏の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
遺漏
【読み方】
いろう
【意味】
注意が足りなくて、もれること。手抜かりのあること。
これは細かいこともきちんとチェックして、忘れずに行動しなアカンっていう教えやな。
【語源・由来】
「遺」は「おとす。ぬけおちる。わすれる。」「漏」は「ぬける。わすれる。」
【類義語】
手抜かり、取りこぼし、手落ち、遺脱、逸脱、怠慢、脱漏
【対義語】
完全、完備、完璧
遺漏(いろう)の解説
「遺漏」っていう言葉はね、大切なことを忘れたり、見落としたりすることを言うんだよ。ちょうど、お手伝いをしていて何か重要な作業を忘れてしまうような感じだよ。
例えば、「遺漏のないように記入する」っていう文は、何も忘れずに、全てちゃんと書き込むようにしましょう、という意味だよ。あるいは、宿題の問題を全部解いて、一つも見落とさないようにする、っていう感じに使えるんだ。
だから、「遺漏」っていう言葉は、何かを忘れたり、見落としたり、省いたりすること、つまり大切なことが抜け落ちてしまうことを表しているんだよ。
遺漏(いろう)の使い方
遺漏(いろう)の例文
- 遺漏なく運営されている。
- 遺漏のないよう記入してください。
- ともこちゃんは遺漏なく仕事を成し遂げた。
- 万遺漏なきを期する。
- 必要なことはすべて遺漏なく記述してあります。
遺漏の文学作品などの用例
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・・・ら、それらをいちいち遺漏無く申上げる事は甚だ困難の事で、かつまた・・・ 幸田露伴「馬琴の小説とその当時の実社会」
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・・・の科学的知識を少しの遺漏もなく知悉するという事が実際に言葉通りに・・・ 寺田寅彦「科学上における権威の価値と弊害」
「遺漏なきよう」とは?
「遺漏」を用いた語に「遺漏なきよう」という語があります。
「遺漏なきよう」は「遺漏なきようお願いします。」というように、主に行政機関が各所に通達する場合によく使われます。ビジネスでも対等な仕事相手に対し使います。
「遺漏なきよう」は、「遺漏がないように」ということで「手抜かりがないように」という意味です。
全部ちゃんとチェックして、手抜きせんとこういう意味やな。これは、「しっかりと細部まで注意深くやることの大切さ」を教えてくれる言葉やな。
また「遺漏のないように気をつけます。」というように、自分について言うことも可能です。
つまり、何かを手掛けるときに、何か重要な部分が抜けてしまう、という意味だよ。