一堂の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
一堂
【読み方】
いちどう
【意味】
①一つの堂。一つの建物。
②同じ場所。同じ会場。
なるほどな、それはつまり「一つの場所」や「同じ場所」ってことやな。
みんなが集まって何かをやる時に使う言葉やな。一緒になって何かをするときの場所を表してるわけやな。
【語源・由来】
「一」は「数の名。ひとつ。」
「堂」は「神仏を祭ったり、人が多く集まったりする大きな建物。」
【類義語】
大集合、寄せ集める
一堂(いちどう)の解説
カンタン!解説
「一堂」っていう言葉は、2つの意味があるよ。
1つ目の意味は、一つの建物や一つの部屋のことを指すんだ。「一堂一宇」っていうときは、一つの建物や一つの空間を表しているよ。
2つ目の意味は、同じ場所や同じ会場を指すんだよ。たとえば、「一堂に会する」っていう時は、みんなが同じ場所に集まる、同じ会場に集まるという意味になるよ。
だから、「一堂」っていう言葉は、文脈によって「一つの建物」や「同じ場所」のどちらを指すかが変わるんだ。その使われ方に注意しながら、正しく使うことが大切だね。
一堂(いちどう)の使い方
3年ぶりに、体育館に生徒が一堂に会して入学式が行われるんだって。
感染症が蔓延し始めてから、もうそんなに経つのね。
まだまだ感染者も死者数も多いから収束とは言いがたいけれども、収束に向かっているということなんだろうね。
温暖化が進むと未知のウィルスがどんどん増えると言われているから油断できないけどね。
一堂(いちどう)の例文
- このメンバーが一堂に会することはめったにない。
- 現役の経営陣とOB役員が、一堂に会して歓談している。
- 反対派が一堂に会する大規模な集会が開かれた。
- 現存するピカソの作品が、ここ上野に一堂に展示されている。
- 子供会と称して地域の子供たちを一堂に集め、季節ごとのイベントなどを行った。
一堂の文学作品などの用例
-
・・・葉、五十二の文学」を一堂にあつめて第一回全ソヴェト同盟作家大会が・・・ 宮本百合子「あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻)」
「一堂に会する」とは?誤用に注意
「一堂」を用いたことわざに「一堂に会する(かいする)」があります。
「一堂に会する」とは、多くの人が共通の目的をもって一つの場所に集まることを言います。
「一堂に会する」という表現は、たくさんの人々が同じ目的で一つの場所に集まることを指すんだよ。
なるほどな。つまり、「みんなが一つの目的のために一緒に集まる」ことやな。
みんなが同じ目標を持って、一つの場所に集結することや。これは、「共通の目標のために多くの人が一堂に会する様子」を表してるんやな。
「一堂」は、同じ場所という意味ですが、「一堂に会する」は、ただ漫然と集まる場合には使われません。
誤用の例「毎日、数千の人々が、この空港ロビーに一堂に会する」
正しい例「世界の科学者が一堂に会してシンポジウムを開く」
集まる場所や、人々が一つになる空間という意味でも使われるよ。