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「傾聴」の意味と使い方や例文!「傾聴力」とは?(類義語)

傾聴の読み方・意味とは?(類義語)

意味

【二字熟語】
傾聴

【読み方】
けいちょう

【意味】
耳を傾けてきくこと。熱心にきくこと。

二字熟語の博士
「傾聴」という言葉はね、誰かが話している時に、しっかりと耳を傾けて、集中して聞くことを指すんだよ。

話をする人に対して、真剣に注意を払っているという態度を示す表現なんだ。

助手ねこ
ああ、なるほどな。つまり、「しっかりと人の話を聞く」ってことやな。相手の言うことを大切に思って、真剣に聞いてるって感じやな。

これはな、相手を大事にするっていう気持ちが伝わるんやで。話をする人も、聞いてもらえると嬉しいもんやからな。

【語源・由来】
「傾」は「心を寄せる。」
「聴」は「きく。注意してきく。」

【類義語】
謹聴、静聴

傾聴(けいちょう)の解説

カンタン!解説
解説

「傾聴」という言葉は、文字通りには「耳を傾ける」という意味なんだけど、実際にはただ聞くだけではなくて、相手の言葉に真剣に集中して、心から理解しようとする態度を示すことを言うんだよ。

例えば、「傾聴に値する意見」というのはね、ある意見や考えがとても重要で、価値があるから、それをしっかりと、心を込めて聞くべきだっていう意味があるんだよ。ここで使われている「傾聴に値する」という表現は、「その意見はただ普通に聞くよりも、もっと注意深く、真剣に聞くべきだ」ということを示しているんだ。つまり、その意見はただの話とは違って、何か特別なものがある、とても大切な内容を含んでいるということなんだね。

また、「傾聴すべきお話」というのは、その話がとても重要だったり、聞く価値があるものだから、ただ聞くだけではなく、真剣に注意を払って聞くべきだという意味が込められているんだよ。例えば、先生が重要なお知らせをする時や、友達が大切な体験を話している時など、その話はただ聞き流すのではなく、しっかりと心を傾けて聞く必要があるんだよ。

だから、「傾聴」という言葉は、耳だけじゃなく、心も使って、相手の話を大切に聞くということを意味しているんだ。

傾聴(けいちょう)の使い方

ともこ
健太くん。傾聴に値する講演会だったわね。
健太
そうだった?
ともこ
傾聴していてなかったでしょう?
健太
傾聴はしてなかったけど聞いてたよ。時々寝てたかもな。

傾聴(けいちょう)の例文

例文
  1. 傾聴に値する意見だった。
  2. 老子の講話を傾聴する。
  3. 熱心に相手の話を傾聴している。
  4. 人々の話を面白く傾聴していた。
  5. ときおり質問を挟みながら私の話を傾聴してくれた。

傾聴の文学作品などの用例

  1. ・・・一言も加えず、静かに傾聴するばかりだった。その内に船は岸に泊した・・・ 芥川竜之介侏儒の言葉

  2. ・・・ましたので、と熱心に傾聴したる三好は顔を上げて、してそのことはど・・・ 川上眉山書記官

  3. ・・・の奥に座して四顧し、傾聴し、睇視し、黙想す」十一月四日――「天高・・・ 国木田独歩武蔵野

「傾聴力」とは?

傾聴」を使った語に「傾聴力」があります。

傾聴力」は、「人の話に耳を傾けて聴く力」のことをいいます。元々コーチングやカウンセリングの手法で重視されているコミュニケーションスキルの一つです。

ビジネスの場面で大事なコミュニケーションスキルですが、相手を納得させる話術はもちろんのこと、相手の話をしっかり聴き理解する「傾聴力」も欠かせないスキルと言えます。

傾聴力」の重要なポイントは、話す相手に寄り添うということです。

二字熟語の博士
「傾聴力」とはね、人の話をじっくりと耳を傾けて聞く能力のことを言うんだ。これはコーチングやカウンセリングの分野で特に大切にされているコミュニケーションの技術の一つなんだよ。

また、ビジネスの世界では、話す技術ももちろん大事だけど、相手の話をしっかりと聞いて理解する「傾聴力」もとても重要なんだ。

助手ねこ
おお、それは要するに、相手の話をちゃんと聞くってことやな。それに、話を聞くだけじゃなくて、ちゃんと相手の気持ちになって理解するってことやろ?

会話って、自分が何か言うことも大事やけど、相手の話をしっかり聴くってのもめちゃくちゃ大事なんやな。特に仕事の話し合いとかでは、ただ相手の話を聞くだけじゃなくて、その背景とか気持ちとかも汲み取ることが重要ってことやね。

相手に寄り添いなが心情を読み取り、うまく相手の話を引き出していくことが重要です。会話をするうちに信頼関係が築かれ、円滑なコミュニケーションを図ることが可能になります。