一抹の読み方・意味とは?(語源由来・類義語)
【二字熟語】
一抹
【読み方】
いちまつ
【意味】
ほんのわずか。かすか。
「一抹」という言葉は、絵筆の一振りからきていて、とても少ない量やほんのわずかなことを指すんだよ。
あー、なるほどな。それはつまり、「ちょっとや少しだけ」って意味やな。
絵筆でぽんと塗ったくらいの量やな。
【語源・由来】
絵筆のひとなすり・ひとはけの意から。
【類義語】
いささか、一掬、一縷、一毫
一抹(いちまつ)の解説
カンタン!解説
「一抹」っていう言葉は、ほんの少しや、かすかという意味を持っているんだよ。
この言葉は、絵を描くときに、筆で一度だけ塗る動作から来ているんだ。だから、ちょっとだけ、かすかな存在や感情を表現するときに使われるよ。
たとえば、「一抹の不安が残る」っていう表現は、全体としては元気だけど、ちょっとだけ、かすかに不安な気持ちが残っているという意味になるんだよ。なので、「一抹」は、物事や感情がほんの少し、微量であることを示す表現なんだよね。
一抹(いちまつ)の使い方
健太くん。もしかして道に迷っていない?
一抹の不安を感じていたんだけど、地図無しでも何とかなるかって思って、家に地図を置いてきたんだよ。
一抹の不安を感じたのなら、持ってくるべきでしょう。
えへへ。大失敗だね。
一抹(いちまつ)の例文
- 健太くんへの一抹の疑いを残し、すっきりしないままだった。
- 学び舎を巣立っていく生徒の姿を見て、一抹の寂しさを覚えた。
- 一抹の疑惑を捨てきれないでいたが、自分で自分の心を納得させた。
- ひょっとするとひょっとするかもしれないと、一抹の期待を抱いていた。
- 一抹のためらいを感じたが、思い切ってやってみた。
一抹の文学作品などの用例
「一抹の不安」とは?
「一抹」を用いた表現の一つに「一抹の不安」があります。
「一抹の不安」は、少しの心配という意味です。
「一抹の不安」という表現は、少しだけ心配や不安があるという意味があるんだよ。
なるほどな、それは「ちょっぴり心配や不安がある」ってことやな。
大きな心配事じゃなくて、ちょいと胸騒ぎするような感じのことを言うんやな。完全には安心できへん、そんな微妙な気持ちを表してるんやで。
【例文】
- 抜けたところがある健太くんに一抹の不安を感じる。
- ともこちゃんに任せることに一抹の不安を感じた。
- 一抹の不安が私の胸を満たしたが、杞憂に終わった。