横溢の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
横溢
「汪溢」とも書く。
【読み方】
おういつ
【意味】
水がみなぎりあふれること。また、気力などがあふれるほど盛んなこと。
そうか、それはつまり、「もう溢れんばかりに豊富」ってことやな。
水がバシャーとあふれてるような、溢れんばかりのエネルギーがあるってこと。頑張りすぎてエネルギーがダダ漏れになってるような状態やな。
【語源・由来】
「横」も「溢」も、「あふれ出る。」
【類義語】
充満
【対義語】
枯渇
横溢(おういつ)の解説
カンタン!解説
「横溢」っていう言葉は、何かがたっぷりと溢れ出ることを表すんだよ。
たとえば、水が川からあふれ出るように、力やエネルギーがたっぷりと満ちている状態を表すことが多いんだ。だから、「横溢する若い力」っていう表現は、若者が持つパワーや活力がとても強く、溢れているという意味だよ。
また、「生気横溢」っていうのは、生き生きとしたエネルギーがあふれ出ている様子を表しているんだ。
例えば、「太陽が出るや否や、水門の水が放たれたような横溢で、光は地平線まで一気にほとばしる」〈野上・迷路〉という文では、太陽の光が一気に地平線まで広がり、溢れ出る様子を「横溢」と表現しているんだよ。
つまり、「横溢」っていう言葉は、何かがたくさんあって、それがあふれ出ている様子を表現するときに使われるんだよ。
横溢(おういつ)の使い方
健太くん。やる気が横溢しているわね。
憧れの先輩に、応援しているからがんばってねって言われたら、ガッツ満タンになるよね。
健太くんの側にいると、やる気が横溢して暑苦しいわ。
ともこちゃんも、もっとやる気を出して熱くなろうよ。
横溢(おういつ)の例文
- その歌には、純粋な恋心が横溢しています。
- その時代の若者の多くは、革命的精神が横溢していました。
- 温泉に行った健太くんは、活気横溢しています。
- 徹夜明けだというのに、健太くんは元気横溢だ。
- 活気横溢な10代の内に、いろんなことに挑戦して失敗し、また立ち直ればいい。
横溢の文学作品などの用例
「横溢」と「汪溢」の違いを解説
「横溢」は、「汪溢」とも書きます。
「汪溢」の「汪」は、「さかん。盛大なさま。」という意味です。
なので「汪溢」は、さかんにあふれることを表し、「横溢」と意味は同じです。
「横溢」という言葉は、何かがあふれ出すように盛んであることを表すんだよ。
例えば、「才能が横溢する」というように使われることが多いね。
そやな。つまり、「あふれんばかりのパワーや才能がある」ってことやな。
「汪溢」も同じような意味やけど、普通は「横溢」の方がよう使われるんやな。
それは具体的な水だけではなく、気力や活力のようなものがあふれる様子を表すためにも使われるんだ。