面差の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
面差
【読み方】
おもざし
【意味】
顔つき。顔だち。面だち。
顔がどんな感じかを説明する時に「あの人の面差ええな」とか言うんやろな。
【語源・由来】
「面」は「おもて。」
「差」は「状態・質・数量などの違い。」
【類義語】
顔つき、顔だち、面だち
面差(おもざし)の解説
「面差」っていう言葉は、人の顔の形や表情のことを言っているんだよ。つまり、顔の見た目や雰囲気、特徴を表すときに使うんだ。
例えば、「母親に似た面差」と言うときは、その人の顔が母親に似ているってことを示しているんだよ。また、「面差が、亡くなった母にそっくりだ」というのは、亡くなった母親の顔の特徴や雰囲気が、その人にとても似ているってことだね。
「優し気な面差の女性が座っている」というのは、その女性の顔つきが優しそうで、親しみやすい感じがするって意味で使っているんだ。だから、「面差」って言葉は、人の顔の特徴や、その顔が持っている雰囲気や感じを表現するときに使うんだよ。
面差(おもざし)の使い方
面差(おもざし)の例文
- 面差が似ていると思ったら、ともこちゃんの従妹だった。
- ともこちゃんは、目鼻立ちの整った美しい面差の少女です。
- 初めて会う彼の面差が、よく知っている人に似ていて驚いた。
- 気の強そうな面差をしてるが、実際気性が激しい。
- 久しぶりに会った健太くんは、面差が変わり果てていた。
「面差」と「面影」の違いを解説
「面差」に似ている語に「面影(おもかげ)」があります。
「面影」は、
①記憶によって心に思い浮かべる顔や姿。
②あるものを思い起こさせる顔つき・ようす。
③実際には存在しないのに見えるように思えるもの。まぼろし。幻影。
④歌論用語で、作品から浮かびあがってくる心象。
⑤「面影付け」の略。
⑥名香の名。香木は伽羅 (きゃら) 。
という意味です。
「面差」も「面影」も、顔つきという意味があります。
しかし、「面差」は、「顔つき。顔だち。面だち。」という意味です。
対して「面影」は、記憶によって心に思い浮かべる顔や姿をいう点が違います。
また「面影」には、「まぼろし。幻影。歌論用語で、作品から浮かびあがってくる心象。面影付け。名香の名。」という意味で使われる点が「面差」と違います。
一方、「面影」にはいくつかの意味があるけど、主なものとしては、記憶をもとに心に浮かべる顔や姿、または何かを見てその人やものを思い出させる顔のようすを指すんだ。さらに、実際には存在しないけど、目の前にあるかのように感じるもの、つまり幻影やまぼろしという意味もあるんだよ。
でも、「面影」はもっと幅広い意味を持ってて、「あの時のあの人の顔を思い出す」や、「この物見てあの時のことを思い出したわ」とか、さらには「目の前にあるように思えるけど、実際はないもの」、つまり幻やまぼろしも含んでるんやな。深いな、この「面影」って言葉は。
簡単に言うと、顔の形や表情のことを指す言葉なんだ。