敢然の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
敢然
【読み方】
かんぜん
【意味】
困難や危険を伴うことは覚悟のうえで、思い切って行うさま。
難しさを知ってるけど、それでも前に進む勇気を持つってわけや。この言葉、なんかカッコいいな!
【語源・由来】
「敢」は「困難・障害を押し切って行動を起こすこと。思い切って。」
「然」は「他の語に付けて状態を表す語。」
【類義語】
果敢
敢然(かんぜん)の解説
「敢然」という言葉は、ある行動や決断をするときに、その結果に対してのリスクや困難、危険をちゃんと理解していても、それでも思い切ってやる、という強い気持ちや態度を表しているんだよ。
つまり、この言葉は単に「勇気」とか「思い切り」という意味だけではなく、その背景にある認識や覚悟をも含んでいるんだ。例えば、「敢然として決意する」というのは、もしかしたらその決意が難しい結果を生むかもしれない、というリスクを覚悟しつつも、その人がしっかりと自分の考えや意志をもって、決意を固めるということを示しているよ。
また、「敢然と難局に立ち向かう」というのは、「難局」という言葉から、その状況が簡単ではない、あるいは多くの困難や障害が伴うことが伺えるよ。そんな中で「敢然と」という言葉が使われることで、その難局に対して、恐れることなく、またはそれをよく理解しながらも、前向きに、または自らの信念や考えに基づいて立ち向かう意味合いが強調されてるんだ。
だから、「敢然」という言葉は、難しい状況やリスクがある中でも、自分の信念や考えを大切にし、思い切って行動する強い気持ちや態度を表しているんだね。
敢然(かんぜん)の使い方
敢然(かんぜん)の例文
- 困難にもめげず敢然として決行する。
- 主人を守るために敢然と立ちあがった。
- どうとでもなれと思いながら、犯人が立てこもるその家に、敢然と突入した。
- ともこちゃんの怒りに怯むことなく敢然と立ち向かった。
- クラスメイトに金を出すよう脅されながらも健太くんは、敢然として応じなかった。
敢然の文学作品などの用例
「敢然と立ち向かう」とは?
「敢然」は、「敢然と立ち向かう(かんぜんとたちむかう)」という表現で使われることがあります。
「敢然と立ち向かう」とは、普通なら尻込みするようなことを意を決してする様をいう表現です。
【例文】
- 健太くんは、権力に敢然と立ち向かっていった。
- 麻薬Gメンが、都会に巣食う麻薬組織に敢然と立ち向かう。
- 彼は、自分よりも二回りも大きい敵に敢然と立ち向かい戦死した。
要するに、怖いことや大変なことがあっても、どんどん前に進む勇気のある様子を表す言葉なんだ。