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「謝絶」の意味と使い方や例文!「拒絶」「辞退」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
謝絶

【読み方】
しゃぜつ

【意味】
相手の申し入れを断ること。

【語源・由来】
「謝」は「ことわる。」
「絶」は「こばむ。」

【類義語】
辞退、固辞、断り、願い下げ、御免

謝絶(しゃぜつ)の使い方

ともこ
感染症対策のために面会謝絶なんですって。
健太
お見舞いに行けないね。
ともこ
オンラインでお見舞いできるみたいよ。
健太
便利な世の中になったね。

謝絶(しゃぜつ)の例文

  1. 門を閉じて客を謝絶する。
  2. ステイホームが推奨され、一切の交際を謝絶した。
  3. 入会を謝絶した。
  4. 普段は観覧謝絶だが、ともこちゃんの権力で中に入ることができた。
  5. 容態が悪化して面会謝絶中です。

「謝絶」と「拒絶」「辞退」の違いは?

謝絶」に似ている語に「拒絶(きょぜつ)」「辞退(じたい)」があります。

「謝絶」と「拒絶」の違いは?

拒絶」は、相手の頼みや要求をこばむことをいいます。

謝絶」は、「面会を謝絶する」のように、相手に失礼にならないよう丁寧に断ることをいいます。

対して「拒絶」は、「面会を拒絶する」のように、話し合いや交渉に全く応じず拒むことをいいます。

「謝絶」と「辞退」の違いは?

辞退」は、「勧められたことを遠慮して断ること。また、自分の既得の地位・権利などを遠慮して放棄すること。」という意味です。

謝絶」も「辞退」も、すすめや依頼などに応じないことをいいます。

しかし「辞退」は、「国民栄誉賞を辞退する」のように、自分にとって光栄なことや、利益になることに、何かの理由で応じないことをいいますが、「謝絶」にその意味はありません。

辞退」は、いったん受けた権利や地位の授与を、自分にはふさわしくないと取り消す場合にも使われます。

また「謝絶」は、失礼にならないように、申し出に応じられないと伝えることをいう点が「辞退」とは違います。