【二字熟語】
酷薄
「刻薄」とも書く。
【読み方】
こくはく
【意味】
残酷で薄情なこと。また、そのさま。
【語源・由来】
「酷」は「容赦がなく、きびしい。むごい。」
「薄」は「真心に欠ける。心がこもっていない。」
【類義語】
冷淡
【対義語】
親切
酷薄(こくはく)の使い方
大臣が「病気や景気は気分の問題」って言ったんだよね。
病気や不景気で苦しんでいる人にとって酷薄な意見よね。
その大臣は大病を患ったことが無い上に、広大な敷地の豪邸を複数持っているお金持ちでもあるんだ。
そんな人に気分の問題なんて軽く言われたくないわよね。
酷薄(こくはく)の例文
- 彼は酷薄な性格で、動物に虐待を加えている。
- 酷薄を極める暴君のせいで、国民が苦しんでいる。
- しかし酔うと、酷薄無慚な気持になる桂子は、そんな私の心づかいなど鼻で笑う(田中英光、野狐)
- 彼は、どんな残忍なことでもやってのけそうな酷薄な表情をしている。
- 社員を使い捨てのコマとしか見ていない酷薄な社長だ。
「酷薄そうな顔」とはどんな表情?
「酷薄」を用いた表現の一つに「酷薄そうな顔(こくはくそうなかお)」があります。
「酷薄そうな顔」とは、薄情そうな顔つきという意味です。
【例文】
- 容疑者は刻薄そうな顔をしています。
- 酷薄そうな顔に見えるが、実は人情味あふれる人なんだ。